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平穏な日常。これが僕の理想の全て。

でもたまに、不可抗力というやつでその日常に何処からともなくぽんと石が投げ込まれて、平穏だった水面が揺れて波紋が生まれる。

そしてその波紋が治まるまで、なんでこんなことになったんだとあれこれ考えたり、なんか出来ることがあればやらなきゃとあたふたしたりする。

なんか今日、ようやくその波紋が治まった様な気がする。

その間の凡そ2ヶ月の間に着いてしまった心の鍍金みたいなものを、これから毎日丁寧に剥がしていく。

トラブルには誰だって遭遇したくないだろう。しかしトラブルではないそういう波紋を呼ぶ日常に投げ込まれる石みたいなものは、投げた本人すらその気がなく突如として投げ込まれるものである。だから困る。

そして波紋がゆらゆらとしている間、改めて今までの平穏さがどれだけ大切で愛おしいものだったのか少しずつ気が着いていく。

波紋が治まるにつれ、いつもの自分自身みたいなものが見えてきて安心し始める。

何がどうなって、上司とか部下とか親とか兄弟とかなんだかんだ誰かが何を言おうが、どうやってもこの物語の主人公は僕に他ならない。他は全員脇役なのである。

脇役のキャストは、そのシーンが終わったら速やかに舞台から捌けなくてはならない。たまにいつまでも居座ろうとする、所謂空気の読めない脇役がいたりするのも困りものだ。

そのシーンはもう終わっていて、もう舞台は次のシーンへと移っている。
また一つのシーンが終わって、次のシーンが始まる。

そんな感じ。






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