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AmazonMusicUnlimited?は?契約してませんけど?→約2年分全額返金への道程。

ひっさびさにシンプルに驚かされた。
ふとAmazonの注文履歴を覗いてみると、なんか昨日、Amazonミュージックの有料登録されてて980円の請求と注文記録が。

いやいや、昨日は終日仕事だったしそんな操作一切してまへんがな。もう完全にワンクリ詐欺ですやん。しかも悪質なのが、通常の注文は必ず記録のメールが入るはずなのに、それが一切ない。黙って登録させてとりあえず請求しちゃえみたいな悪意丸出し。

もちろん直ぐにネットで調べ、そしたらなんか直接電話でやり取りしないといけないみたいで、ふかーい所にある問題解決の項目に行って、チャットから直接電話に切り替え、ようやく解約と返金の申請。

不幸中の幸いだったのが、電話はAmazonからかけてくれる仕組みになっていて通話料がかからなかったこと。「身に覚えもないし、利用もしない。返金を」とシンプルに伝えたら即対応してくれた。なんかバカバカしい。

Amazonもいよいよやべーな、となるわけである。

なんと、よくよく見てみると全く身に覚えのないAmazonMusicUnlimitedの契約は2022年の5月から。翌月からきっちり980円請求されているではないか。

計算したら現在まで約二万円。アホか。カラクリとしてはこう→2022年の5月に無料お試し開始。その後に毎月自動更新されていた模様。

しかし!注文履歴には悪意を持って掲載されず、サブスク契約画面でもプライムのみ表示され、絞り込みで「全てを表示」にしないとMusicUnlimitedの請求履歴は表示されないという隠しっぷり。

おそらくこのAmazonMusicUnlimited身に覚えのない請求問題が表面化してきて、昨日くらいのアップデートで突如注文履歴に過去分含めて、すべてのAmazonMusicUnlimitedの請求が表示されるようになった。

そして当然それを見りゃ「何だこりゃ?契約した覚えねーぞ」となる。そしてソッコーで解約と返金の申し込みをしたが、あれ?待てよ、と。返金って昨日の請求のひと月分だけじゃ、と再度問い合わせるとビンゴ!やっぱり一ヶ月分だけ返金となっている。

いやいや、勿論全額ですよ。およそ2万円。ここで僕のお得意のあくまで法律を元に主張する方法で全額返金の申請を開始。

調べりゃあっさり出てくる、電子契約法に民法95条。
当たり前だが、所謂ワンクリ詐欺を明確に違法に出来るように、パソコンやスマホで契約行為を行う際は、「本当にこの内容で契約するんですね?」「本当にいいのね?」としつこく確認を取らなければ、「間違えて押しちゃった」と主張して「錯誤」という形で無効に出来る。しかも無効にするのに期限は無く、無期限で過去に遡れる。

あったりめーだろ、と。このAmazonMusicUnlimitedの契約も、全くの錯誤。「本当に契約していいのね?」「契約しちゃうよ?」「この内容で契約完了したからね!」と事業者側で再三の確認がないと、「錯誤」で無効に出来る。

だからさ、そうやって契約させるの駄目だって法律で決まってるんだって。知っててやってるでしょ?アマゾンさんよ。

しかも巧妙に契約していることも請求していることも隠すなんてそりゃみんな怒るよ。

そして、僕がやった実際のやりとりは、、ボク「民法95条の契約の錯誤取り消しを主張するので、全額返金してね。」→アマ「3ヶ月分ならおけ」→ボク「いやいや全額ね」→アマ「ちょっと調査させて」→アマ「1年分ならおけ」→ボク「錯誤の場合、無期限に遡れるから2022年の5月から現在まで全額ね」→アマ「もしかしたら全額返金出来る場合、1年分はクレカに返金出来る。それより過去分はアマギフで返金でもいい?」→ボク「アマギフでおけ。全額返金してくれりゃその後は何の対応も要らん。でも全額返金しない場合はずっと問い合わせ続けるからね」って感じ。

要点は、3ヶ月分、とか、1年分とか根拠のない妥協案に乗らないこと。

1年分返金する時点で、本当は全額返さなきゃ駄目なのをアマは知っている。そこは企業なのであとはもういかに安くこの件を終わらせるかの話をしようとするが、とにかく頭っから法律を元に、契約自体が無効だから、一部じゃなくて全部だよ、と主張しているのでどうしようもない訳である。

とにかく全額ね、と一貫した主張をすることで金額の話ではない、この契約方法自体が違法でしょ?ということを暗に匂わせるのがポイント。

実際に、このAmazonMusicUnlimitedの契約は真っ黒。「無料でお試し」と表記しているので、あくまで「お試し」であって「契約」ではない。消費者も「無料お試し」ということでクリックするワケである。

そこから「契約」とするには当たり前だが「無料お試し期間は終わるよ。契約する?それともしない?」「本当に契約でいいのね?」「じゃあこういう内容で契約したよ。請求金額は毎月◯◯だよ。月極だから継続したいときは毎月ちゃんと自分で更新手続きしてね。」というやり取りがないと電子契約は法律上、成立させられない。駄目なの。

しかしこのAmazonMusicUnlimitedは「お試し」から自動的に「契約」になるシステムになっている。クソ長い約款を表示して「同意する」ボタンをクリックしても駄目。「なんかよくわからん」という錯誤の主張で無効。

見易く契約の意思を確認出来る表記にしないと駄目。電子契約上、そうしないとどうやってもNG。

つまるところ、消費者が「契約するつもりもなかったのになんか勝手に契約したことになってた」という「錯誤」の主張が法律上、通るようになっている。

多分だけど、Amazonがいよいよ身に覚えのないAmazonからの請求に利用者が声を上げ始め、これはヤベーと先ずAmazonMusicUnlimitedの請求を注文履歴への表示。返金申請はハナから応じる体制で、申請が来たらさっさと返金。でもその月の一ヶ月分だけにしとく。

で、それでゴネるやつは3ヶ月、さらに法律を明示するやつ(民法95条の「契約の錯誤」)は1年分返金。

それでもまだゴネるやつは、多分だけど面倒くさいからアマギフで全額返す。

裁判行けば事業者が100パー負けるし数万円の返還請求で裁判やるのにコストが見合わないことなんか考えなくても解る。お互いに。僕はヒマだしそういうの好物なのでやりたい側だけど。

なんかAmazonもいよいよしょーもねーことになってきたな。

3/31の進捗。

Amazonカスタマーセンターから連絡があり、最終的に「過去1年分」の返金までしか応じられない、とのこと。
なので、では事前の告知通り「少額訴訟で返還を訴えますね」「訴状を送る会社名と住所に間違いがないか確認してね」と返信。

割りとヒマなのでのんびりとマジで少額訴訟やったろうかな、と。少額訴訟は公判は基本的に一発で終わるし、今件の場合は法律的に消費者側の勝ち確。
そしたら片手間に状作って、多分管轄の目黒区辺りの簡易裁判所に一回行くだけで判決が出る。勝ち確なので示談には応じない。これでAmazon敗訴の証明が手に入る。←イマココ



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