ヒッ⚪ラーさんからのプレゼント

こうやって過去2回も世界大戦、が始まっていったんだろうな、とふと思いました。一つ戦争が始まった時にはショックだったけど、その後あっちで、次はこっち、それでこっちも、と始まって行くと、もうだんだん耐性が出来て、心はそんなに動かなくなってきますね。歴史の授業中、なんでオーストリアで始まってるのに、日本でも突然ドンパチしてるんだろ、と思っていましたが、こういうことだったのか。それぞれ関係あるのかわかんないけど、なんか次々と勃発するんですね。(遠い目)

ドイツは世間的にも本人的にもだいぶ黒い歴史を背負ってるのですが、数日前、あの時代にあの方が建ててその州の人達にプレゼントした建物のイベントに行ってきました。そこで主催者が挨拶の時に、こんな言い方をしたのです。『この建物を黒く覆うことも考えました、ハマスのイスラエルへのテロ攻撃に断固抗議します』
人々からは、はたはたはたーーー、という感じの拍手が起きていました。私の隣に座ってた知り合いも、わたしも、しなかった。その挨拶の他の箇所ではちゃんとしっかりした拍手が起きてました。

なんか腹が立って、なんでかな、と考えていたのですが、次の日教会でアメリカ人が『世界の国々で争いが勃発していて、そしてアメリカでもリーダー達がぐちゃぐちゃです(アメリカでは他国の心配してる場合じゃないくらい国内がぐちゃぐちゃだそうです)。僕はいいニュース聞きたい。もう悪いニュースは沢山だ』とみんなの前で発言していました。その後帰りに車のなかでラジオでなんとなく聞いていたミサの放送である人が『国や政治のリーダー達も、私達も、平和に向かって歩んで行けますように』とお祈りしていました。

この二人の視線に触れて、そうだよね。そうだよ。あの主催者のボス殿の発言は、ただ、敵を憎め、と言った事になる。。。。とようやく自分の中の嫌気の正体を突き止めました。

その後そのイベントで一緒に居た人と改めて話したのですが、彼は憤慨して『主催者のボスの発言は、そこにいる人やそこで働く人を危険に晒す』と言ってました。

そこまでは考えてなかったけど、確かに。フランスで起きてる事を見ても、どこででも何でも起こりうる世の中なんだよな。。。


ほんとにぐちゃぐちゃですね。中島京子さんの小さいお家、の世界みたいです。ギスギスのなかでの日常、逞しく生きていかないと。


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