コント『寒い友人』

初めまして皆さん。にかわと申します。
まだコンビ組んだり、人前でお笑いを1回もやったことがないのですが、相方が出来たときに、いつでもお笑いが出来るように台本を書いてみました。

ここで出てくる『仁川』と『宮田』はあくまで架空の人物です。

コント『寒い友人』


宮田:お、仁川じゃん

仁川:よお、宮田。お前、そんな薄着で大丈夫か?

宮田:(腕を組んで縮こまりながら)いや、昼けっこう暖かかったから、上着来てこなかったんだよ。でも夕方になると思いの外冷えるなあ

(冷たい風が吹き、二人は腕を組みながら寒さに身震いする)

仁川:まあ、なんか風も強いしな

宮田:そうだな

仁川:(少し強調したように)干してきた布団、吹っ飛んでなきゃ良いけど〜!

宮田:(目を見開いて仁川を見ながら固まる)

仁川:おい、宮田?どした?

宮田:1つ聞いていい?

仁川:何?

宮田:今のわざと?

仁川:わざとって何が

宮田:布団が吹っ飛んでなきゃいいけどの件、わざと強調したよね

仁川:おう、わざとだ

宮田:(大きく立ち回りながら)やっぱわざとかい!ちょっと良い?こんなちょっと冷える日に典型的なダジャレを言うの辞めない?

仁川:え、別にいいだろ、ダジャレの1つや2つ

宮田:いや、寒いじゃん。しかもさ、俺が今日ちょっと薄着で来ちゃって寒いなあってなってるときに

仁川:いやでも、ダジャレが寒いのってあくまで慣用的な表現であって、別に気温が下がる訳じゃないじゃん

宮田:(たじろぎながら)そりゃ、そうだけど

仁川:(にやにや)

宮田:俺が何も言い返せないから調子に乗ってる!

仁川:気を悪くするなよ、せっかく熱くしてやったのに

宮田:逆だろ、寒いギャグ言いやがって。空気が凍ってただろ、まったく

仁川:いやいや、熱くなってるのはお前だよ

宮田:(少し冷静になって)ホントだわ。確かに熱くなってたわ

仁川:ほらな、まあ冷静になってちょっと冷えただろ。このカイロ使えよ

宮田:お、おう

仁川:カイロもあげちゃったし、さっさとかーいろ!

宮田:やっぱお前ダジャレ言いたいだけだろ!

後書き

如何だったでしょうか。初めて台本を書いたのですが、自分の中では暫定1位の台本であると自負しています。
このネタは先日、久しぶりにあった友人が1月という真冬にも関わらず、何故かコートを着ていなかったことから思いついたネタです。
まだいつ出すかは未定ですが、台本が完成次第、またこちらに投稿させて頂こうかと思います。
ここまで記事をお読み頂きありがとうございました。

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