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【投資小話】ビットコインピザ

私は投資に関する小話が好きなので時々共有します!
役に立つかわかりませんが、こんな話があるんだぁ、くらいの感覚で読んでください。

ビットコインピザの話は、デジタル通貨の歴史における重要な出来事であり、ビットコインが初めて実際の商品と交換された瞬間を象徴しています。この話は、ビットコインとその将来的な価値の認識に関して興味深い洞察を提供します。

背景

2010年の初頭、ビットコインはまだ新しい概念でした。サトシ・ナカモトによって2009年に作成されたこのデジタル通貨は、従来の金融システムに対する代替手段として設計されていました。しかし、ビットコインが実際の商品やサービスの支払いに使用された事例はほとんどありませんでした。

ラズロ・ハニッチの提案

ラズロ・ハニッチはフロリダ州に住むプログラマーで、ビットコインの初期の支持者の一人でした。2010年5月18日、彼は「ビットコインフォーラム」というサイトにて、10,000ビットコインをピザ2枚と交換してくれる人はいないかと書き込みました。
2010年5月22日時点で、1ビットコインの価格はおよそ0.0025円でした。
同じ日の為替が1ドル90円だったため、10,000ビットコインの価値は2200円です。

取引の成立

ハニッチの投稿に対し、イギリスの別のフォーラムユーザーであるロンドン在住の学生ジェレミー・スターディヴァントが応じました。サイトで呼びかけた日から4日後の22日、ジェレミーはアメリカのピザ配達サービス「Papa Johns」を利用してハニッチの住む場所にピザを配達し、その見返りとして10,000ビットコインを受け取りました。この取引は、ビットコインで実際の商品が購入された最初の事例となりました。

その後の価値変動

この取引はビットコインが実際の世界で何らかの価値を持つことを示す最初の例の一つでした。しかし、その後ビットコインの価値は劇的に上昇し、この10,000ビットコインは数年のうちに数百万ドル、さらには数億ドルの価値になると推定されました。

実際の価格推移↓

2019年5月22日:88億円相当(1BTC=約88万円)
2020年5月22日:110億円相当(1BTC=約110万円)
2021年5月22日:500億円相当(1BTC=約500万円)
2022年5月22日:380億円相当(1BTC=約380万円)
2023年5月22日:370億円相当(1BTC=約370万円)
2024年1月9日:670億相当(1BTC=約670万円)

現在のピザの価格670億円!!!

ビットコインピザデー

毎年5月22日は初めてビットコインが使用された記念日「Bitcoin Pizza Day」としてビットコインを使用してピザが食べられます。この日は、ビットコインの実用的な価値とその潜在的な成長を祝う意味合いがあり、将来的な普及を心待ちにしているユーザーには大切なものとなっています。

教訓と影響

ビットコインピザの話は、新しい技術や資産の将来的な価値を予測することの難しさを浮き彫りにしています。ハニッチ自身も後に、ビットコインの価値がこれほどまでに高騰するとは思っていなかったと述べています。また、この出来事はビットコインの歴史の中で重要なマイルストーンとされ、デジタル通貨が従来の通貨と同様に物理的な商品やサービスの購入に利用できることを示しました。

チャンスはどこに転がっているかわかりません!
しかし、ピザ2枚で670億円は夢がありますね!
今後も面白い話は、ワクワクする話があれば共有していきます!


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