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ソラマメのポタージュ

緊急事態宣言とはなんだったのかなどと考えつつ、緊急事態になる前もなったあともさほど変わらない生活をつづけています。じっさい、宣言が解除されても友人を食事に誘う気分にもならず、相変わらずライブもないために張りのない気持ちを抱えたまま、明るい初夏の日差しも部屋から気配を感じるばかりで、ちょっとした習慣になっていた近所の森への散歩も最近は気が進まなくなってしまいました。

空豆は何してもおいしいですね。初夏の明るい太陽にとても似合う豆です。じつは、豆板醤も空豆をもとに作られた調味料です。いつか手作りしてみたいです。
空豆と小海老のかき揚げなんて大好物ですし、もちろん塩茹でするだけでもおいしいですが、今回はぜいたくにポタージュにしようと考えました。前回登場した野菜のスープも使い切れます。ポタージュは作り置きできるので忙しい日の朝ごはんにもなります。

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材料

ポタージュの素
・空豆 適量 今回はさやに入った状態で35本分使いました。ポタージュにするには結構な量必要です。あらかじめ塩茹でして、皮を剥いておきます。
・タマネギ 8分の1こ分 繊維を断つように切ります。
・無塩バター 適量
・塩 
・野菜のスープ(※前回参照)

仕上げ用
・牛乳 適量
・生クリーム 適量
・塩 適量

手順

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・タマネギをバターで炒めます。焦げないように弱火で。バターの量を適量と書きましたが、この炒める工程で玉ねぎ全体にまんべんなくまわり、かつ余らない量が適量です。今回はたぶん、5gから8gくらいでしょうか・・・測っていないのでわかりませんが。

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・タマネギがしんなりしてきたくらいから、もう一息炒めていくとぐっといい感じになります。色がつく前に止めて、そら豆を加えてください。このへんですこし塩を振っておきます。空豆はぜんたいに油がまわるように軽く炒めます。

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・ひたひたの野菜スープを加えて、煮立たせます。

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・ひと煮たちしたら冷ましておきます。粗熱が取れたらミキサーにかけます。うちではバーミックスでやってます。

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・お店だとこのあと濾すのだと思いますが、濾さなくても大丈夫です。面倒ですし、口当たりがよくなる程度のことなので。

以上の手順でポタージュの素は完成です。ぼくは試したことはないですが、この状態ならジップロックなどに小分けにして冷凍もできるはずです。ポタージュは食べるたびに以下の仕上げをしたほうが味もいいので、ポタージュの素の状態で保存しましょう。

仕上げ

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・小さな鍋に適量のポタージュの素、牛乳、生クリーム、最後の味を決める塩を入れて混ぜながら温めます。ぼくはひとり分だいたいおたま一杯強くらいのポタージュの素を、あまり薄まりすぎないように、すこしずつ牛乳で伸ばして、量を決めてます。
沸騰させるまであたためなくて大丈夫です。混ぜながら全体に均一に熱が入ったら完成です。おそらく鍋であたためたほうがゆっくり火が入っていいと思いますが、面倒な方はレンジにかけてもいいと思います。

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おまけ

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空豆のポタージュの素をつかって、パスタを作ったりしました。ポタージュに飽きたときにオススメです。

・にんにく 1かけ 皮をむいて潰しておきます
・パンチェッタ 適量 短冊切りにしておきます
・オリーブオイル 大さじ2
・トマト 小一個 湯むきして皮をむき、火が入りやすい大きさに適当に切っておきます。
・空豆のポタージュの素 適量 大さじ1から2程度?
・松の実 適量
・ファルファッレ 70g

手順

・第一弾レシピを参考に、フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れ弱火にかけます。

・パスタを茹でるお湯を用意しておきます。お湯が沸いたら1パーセントの塩を入れて混ぜ、ファルファッレを茹でます。慣れていない方は、先にソースを作っておいてから茹でるといいと思います。ぼくは、パンチェッタ投下〜トマト投下のどこかのタイミングでファルファッレを茹ではじめたと思います。

・にんにくが色づいたら火が入らないところに避難させておきながら、パンチェッタを投入し色づくまで火を入れます。


・パンチェッタが色づいたら、トマトを投入します。しっかり火を入れてグズグズにし、木ベラなどでつぶします。松の実はいつも入れるタイミングになやみますが、ぼくはなんとなくトマトを入れる前に入れることが多いです。

・潰しながら火を入れて、いい具合のフレッシュなトマトソースになったら、空豆のポタージュの素を適量加えます。赤と緑の反対色なので、だいぶ色味が悪くなって笑ってしまいますが、最終的にはおそらくトマトの色が勝ってくれます。安心して混ぜながら火を入れていきましょう。適度にもったりしてきたら、ソースは完成です。

・ファルファッレが茹で上がったらざるに取り、湯切りをしてソースに加えましょう。ぜんたいをよく絡めて皿に盛り付け、仕上げにオリーブオイルを細くまわしかけて完成です。


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