お勉強231:速報ASCO-GI2022 TOPAZ-1試験

https://meetings.asco.org/abstracts-presentations/204876

胆管がんの標準治療が変わる?
TOPAZ-1 study

端的に言うと、いわゆる標準治療のGEM+CDDPに
イミフィンジの上乗せがあるかないかの
プラセボ対象III相ランダム化試験。
日本の患者も入っているようです。
GEM+CDDP+薬(どっちかわかんない)を8サイクルやって
同じ薬で維持療法、というデザイン
プライマリーエンドポイントはOSというガチンコスタディー
セカンダリーはPFS、安全性、反応率(ORR)
685人をエントリー1:1割付

OSは優位差をもってイミフィンジ群の勝利(HR0.8)
PFSも優位差アリ(HR0.75)
ORRは26.7%対18.7%
G3/4の有害事象はほぼ変わらず。

最初のケモのところは重なっていて、ケモが終わってからじわじわと
生存曲線が乖離し、プラトーさえ感じさせる感じ。
https://twitter.com/CathyEngMD/status/1484645963620827138


特にアジア人で効くよう。
https://twitter.com/CancerNetwrk/status/1484650921443217409

というわけで、GEM+CDDP+イミフィンジが標準治療に!
日本のGCSにさらにイミフィンジ上乗せとかいろいろ楽しみが広がります。
何にも手がなかった胆管がんに分子標的やICIが入ってきて
急速に治療開発が進んでいますね。

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