お勉強193:世界肺がんから免疫ネタ


https://twitter.com/bmassutis/status/1437656273084891144
https://twitter.com/bmassutis/status/1437534640588341248

https://academic.oup.com/ejcts/article-abstract/60/1/81/6154485

NADIM trial N2対象の術前ケモ免疫試験
術前カルパク+ニボ3コース→手術→ニボ維持1年
N=46 実際に手術に進んだのは41人
(3例手術適応外、2例拒否)
生存曲線は、
かなり良く3年生存ITTで81.9% per protocolで91%(!!)
PFSは3年ITTで69.6% per protocolで81.8%(!!)
ニボの追加は特に副作用を増やさず。
手術例は全例R0
ctDNAとpCR率が予後に相関。(画像での縮小率はあてにならず)
mPRは (82.9%)

CTでの腫瘍の変化やTMB/PD-L1発現などは
あてにならず、術前のctDNAは予後予測に有用。

PACIFIC試験を大幅に駆逐する値。
切除不能、の定義が問われそうです。

もひとつ。

もうすでにポジティブトライアルと報告されている
IMPOWER010 のさらなる解析@世界肺がん


https://twitter.com/Latinamd/status/1436208791314472960

手術後、アテゾのレジメン

結局、PD-L1>1%群とStageII-III群で
優位に差がついた、という感じ
(Ibは正直いれたのはstudyのミスだと思うのでありとして)
PD-L1>1%以上じゃないと、この成績では…という感じ。

前記事の試験と比べるとかなり成績が悪い。(というか並)
対象群が違うのはあるが、
要は、免疫療法はやはり手術前、ということなのでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?