お勉強:51 セラノティクスの時代の夜明け

ASCO2020から

https://meetinglibrary.asco.org/record/187000/abstract
最近話題の新規治療、177Lu-PSMA-617 (LuPSMA)
とカバジタキセルとの比較試験(二相)
ドセ後のCRPCが対象のようです。

↓この方が綺麗にまとめてくれてます
https://twitter.com/subatomicdoc/status/1266831366777442304
OSはまだimmatureだが、PFSの反応は
明らかに内照射治療がよさそう!
副作用や脱落も内照射の方が(優位差はもちろんないけど)
良い方向です。
自分の患者さんも一人海外にまで受けに入っているのですが、
コロナでひともんちゃくあり、効いているだけに辛い…

https://research-er.jp/articles/view/90035
金沢大学がずっとコツコツ続けておられた
神経芽腫に対する内照射。
神経芽腫、教科書的には自然消失とかあるので
予後が良い、と昔は思っていたのですが
実はなかなか小児腫瘍の中では成績が劇的には上がっていない
腫瘍のようです。
ペーパーは↓
https://link.springer.com/article/10.1007/s12149-020-01460-z

論文をちらっと読むとすごく革命的、という治療では
無いようですが、もっと初期の段階で使えれば効果が
引き出せそうです。

セラノティクスの時代は確実に視野に入ってきています。



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