ASCOGI24から MSI-H/dMMRの大腸がんに対するIO-IO

https://dailynews.ascopubs.org/do/checkmate-8hw-first-line-nivolumab-plus-ipilimumab-improves-pfs-versus-chemotherapy-msi

CheckMate-8HW。
MSI-H/dMMRの大腸がんにイピニボのIOデュアルでどうか、という研究
ちなみに先行研究としてペンブロのデータがある

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2017699

ペンブロは(PFSの曲線)
1:最初に生存曲線がクロスする
2:HRは0.6(95%CI 0.45-0.8)
3:tailはありそうだが40%ぐらいか
4:PFS中央値 16.5か月 2年PFS 48.3%

じつはCM-8HWの前に単群II相が行われていたらしく

https://ascopubs.org/doi/10.1200/JCO.21.01015

そちらの長期データも報告されたよう

観察期間中央値64.2カ月で
奏効率は71%
CRが20%、PRが51%、SDが13%、PDが16%
5年PFSは55% 
5年OSが67%
MSTは未達 

しかも生きている人のほとんどが無治療で経過を
見られていたとのこと(中央値で3年ほど無治療)

で、今回のCM8HWだが
(一応3群比較試験だったらしいが、イピニボvs.ケモ群だけ発表)

1:曲線はクロスしない
2:HRは0.21
3:tailありそうで65%ぐらいはありそう
4:PFS中央値未達
プロトコール上はイピニボ投与は2年までだったよう。

かなり期待できる結果。
デュアルIOの力が発揮されているのだと思われる。

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