ESMO 肺がんネタ①
https://scratch-work-2af.notion.site/ALK-NSCLC-Alectinib-356d76e1274243459fdd1652a9754efe
ADAURAに引き続きALINA
簡単に言うと術後アレクチニブ投与
ADAURAと違うのは術後ケモvs.アレクチニブ
という形になっているところ
(ADAURAは基本的には術後ケモへの上乗せデザイン)
DESはきれいに差がつきHR0.24とかなりの値
OSは気になるところだが、ADAURAがポジなら
こっちもポジでは、という気になる。
術前ALK阻害薬なども進んでいるよう
https://scratch-work-2af.notion.site/SCLC-Tarlatamab-II-DeLLphi-301-f93cb63e49fd43b8acc8a193136c09de
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2307980
SCLCに対するBite抗体の報告
今まであまりうまくいっていなかったDLL3を対象としている。
端的に言うと、SCLCの細胞をT細胞と抗体を
使って出会わせる、といった二重特異性抗体
参考:
↑先行して血液腫瘍で成功しているBite抗体の話
試験としてはII相試験だが、NEJMにさっそく掲載
(SCLCの3次治療としてまともな薬はないからIII相試験は
いらない気がするが、一応やるよう。)
この群でmPFSは4.9ヵ月、mOSは14.3ヵ月というのは驚異的。
そもそも今までの薬だけでも
OS 14.3か月は超えれない人がたくさんいたわけで…
(カスピアン試験での試験群のmOSは13か月…)
https://scratch-work-2af.notion.site/NSCLC-Pembrolizumab-OS-54bcb492f1aa48b69d880f755afe25a8
周術期ICIが沢山雪崩のようにやってきているわけだが
初のOSポジティブ!!
観察期間中央値3年での結果
既に報告のあるEFSはハザードが変わる印象なくグングン差が開いている
OSも3年ぐらいから差がついてきてHR0.72
今後のほかのICIの試験が出てきて、どうなるか??
今のCRTのケモのように主治医が各自で考える?
製薬会社の販売プロモーションが過熱しそうです。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/news/202310/581654.html
こちらはニボルマブ術前術後。
CM816で先を行ったが、サンドイッチでは後塵を拝している
EFSで差がついたという報告。
PD-L1の発現が高いと効果が高く、
(1%以下だとHR1をまたいでいる)
ステージが進んでいるほうが、効果が高く
(StageIIはHR1をまたいでいる)
扁平上皮癌のほうが効果が高い
pCRだとかなり成績が良い。
(コンソリのニボいる?)
ただ、アジュバントが入っていない群は予後悪い
(患者背景から当然だが、HRも少し悪い)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?