お勉強201:POSEIDONトライアル
「POSEIDON trial」
https://twitter.com/ADesaiMD/status/1435947334244966409
の一番上のツイート参照。
(ちなみにこのツイートは今回の世界肺がんの
プレナリーをすべてダイジェスト版してくれている
興味ある人はは良ければチェックを)
要は次のIII群ランダム化試験
①ケモのみ(PEMが使えるなら優先的に使っていたよう)
→PEM維持
②ケモ+イミフィンジ→イミフィンジ±PEM維持
③ケモ+イミフィンジ+Tremelimumab→イミフィンジ±PEM維持
(一回だけTremelimumab維持期に入れるよう)
Tremelimumabはアストラゼネカ(AZ社)のCTLA-4阻害薬
からむとなぜか、うまくいかないことが多かった…のだが
結論は
③が①にPFS,OSともに優位差
②は①にPFSのみ優位差
と、CM9LAとにたような感じ。
面白いのは
の3枚目のプロットで(というか、ここがむしろ見どころ)
要は、フォレストプロットで
CTLA-4の上乗せがどのあたりにありそうか?
という傾向が分かる。
まぁ、結果は皆さんの予想通り
・PD-L1が低いとCTLA-4が上乗せされる傾向(特に1%<)
なのだが、
面白いのは
・喫煙者で効果が上がる傾向
・逆に非喫煙者だと効果が下がる傾向
まぁ、PD-L1発現が低いときはICI併用、という
流れをサポートする一つのデータなのでしょう。
維持療法がイミフィンジ±PEMというのは
ちょっとCM9LAよりいいのかな?
CM9LAとの比較としては
・CTLA-4はスパイスでそんなに入れなくてもいいのかもしれない。
・ちゃんとプラチナベースケモ4Kur、
PEM維持という今のゴールデンスタンダードへの上乗せを示した
というところが知見か。
ただ、今ICIが入ったたくさんのfirstのレジメンがある中で
どうやって滑り込んでいくのか?
PD-L1発現が低いところでCM9LAとのバトル?
<豆知識>
AZ社の肺がん関係のトライアルは「海」に関したものが多い
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