さわやかから考える販促
1時間半くらいかけてでも、ふと食べにいきたくなる魅力がある。
ハンバーグが食べたいわけやなくて、さわやかを食べに行きたいという衝動はなんなのか?
車で5分のところにびっくりドンキーもあるし、探せば美味しいハンバーグ屋は色々見つかるんやろうけど、それらは全部ハンバーグでしかない。
この魅力はなんや?
お肉を食べたって感じもするし、ハンバーグを食べたとも思える。満足度が半端ない。
しかも並ばんことなんてないと分かってんのに、わざわざ県外からでも行きたくなる。
さわやかが何か?なんてことは考えても仕方ないけど、ここまで人を魅了する仕掛けは考える価値がある。
ただ美味しいだけやない何か。並ぶことさえ厭わず、高速使うことさえ厭わず、時間さえ使って行かせる魅力。
また来たいと思わせるお店はたくさんあるけど、思い出させて、行動させるお店って多くはない。
しかも、訴求してへんのに。
多くの企業はSNSや広告をしても集客に困るのに、そこを使わずに思い出させるってことがスゴいよなぁ。
特別な経験をした訳でもないし。
例えば、入ったお店で特別な待遇を受けた。とかなら、また行きたいと思わせることはできると思う。これは承認欲求がそうさせてるから、まぁ納得できる。
でも、さわやかは偏重したような待遇はない。確かに、1組1組を大切にしてくれてるとは感じるけど、分け隔てないことからしても特別なことではない。
やから、ホスピタリティも理由にはならへん。
まぁ、思い付く答えとしては「そこでしか体験できひん」ってとこか。
チェーン展開はしてるけど静岡にしかないし、他のハンバーグとは確かに違うし。希少性と満足度ってとこなんかな。
でも、県民にも愛されてるわけやから、希少性ってのは他県の僕やから感じることであって、そうなると県民としては満足度しかなくなるよなぁ。
ハンバーグとしての満足度は確かに高いし、既出やけどハンバーグってよりお肉って感じも魅力ではある。ただ、それやとここまで差別化できひんのも事実。
お店の雰囲気?並ばな食べれへんっていうプレミア感?どれも魅力の一つではあるけどなぁ。総合力ってのも腑に落ちひんし。
んー、とは言え、ハードとソフトのクオリティに加えて、希少性があることってのはあながち外れてはないんかも知れへん。
希少性か。
本当は希少ではないにしても、希少であるかのように感じると魅了されるのは人のサガやもんな。
この辺りは、販促に使ってみても良いかも。より希少であると感じさせるような訴求ね。
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