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【第499回】山田太郎の公約検証〜骨太政策にどれだけ盛り込まれたのか〜(2022/06/15)【#山田太郎のさんちゃんねる】文字起こし風要約

出演者:

  • 山田太郎 参議院議員・全国比例 公式サイト Twitter

  • 小山紘一 山田太郎さんの政策担当秘書・弁護士 Twitter

  • 萌生めぐみめぐみ アシスタント・イラストレーター Twitter

文字起こしは長すぎて読んでられない、要約だけ確認したいという方は
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今回のさんちゃんねるについて

めぐめぐ:
 みなさんこんばんは山田太郎のさんちゃんねるの時間です。この番組は、表現の自由をめぐる問題をはじめとして、さまざまな政治的な話題について、一緒に考えていこうという目的でお送りしております。

 本日はこども家庭庁設置法案も無事成立した記念すべき日です。特集では山田太郎の公約検証をしていきます。
 ぜひともチャンネル登録・いいね・コメント・実況ツイート等をよろしくお願いします。

山田さん:
 今日は国会が閉会日ということで、通常国会が150日間終わって閉まる日になります。その今日、ギリギリの参議院本会議でこども家庭庁法案、それから関連法、それからこども基本法が何とか通ったということでありまして、皆さんいろいろとありがとうございました。

 これから中身を詰めていかなければならないんですけれども、これだけこの1年間、虐待とかいじめとか、それから不登校とか貧困とか、その他子どものことがこんなに議論された年はなかったと思いますので、非常に大きかったのではないかと。

 今日は骨太方針ということで、2023年目に向けての予算、それから政策をどういうふうにしていくかという、極めて重要な政府の骨太方針というのが固まりました。

 その中で私が公約してきたこと、やってきたことが書かれている、つまりこれは、実現させていくということになりますので、非常に重要な内容になります。

 この骨太方針の中に書かれないと、予算も施策も行われませんので、今日はどういうふうに盛り込まれたのかということを特集していきたいと思います。

ニュース 通常国会閉会 平成8年以来戦後3回目の政府提出法案全成立

山田さん:
 ということで、今回の通常国会は大変重要な法律を議論してきています。私が担当したこども家庭庁も大変重要な法案として、何とかギリギリで通りましたけれども、もう1つ大きな法案としては経済安全保障法案というのがありました。

 経済安全保障は内閣委員会で議論されまして、私自身も内閣委員なので、ほかの委員会よりも一番国会の中で忙しい委員会だというふうに言われていますが、その重要法案とつき合ってきたということでもあります。

 ただ、最初に言っておきますけれど、残念ながらメディア芸術センター法案は提出されなかったので、法律としても議論されなかったんですね。

 理由が2つありまして、まず閣法と議員立法があって、閣法とは内閣がつくった法律で国会では優先的に議論されます。その後議員立法ということで、超党派でつくった法律等を議論するという順番になるんですが、そういう意味ではどうしても後ろに回されているんですね。

 メディア芸術センター法案は完全超党派でもう十分各党が認めているので、一々委員会で議論しなくていいよということになると、基本は委員長提案で通っちゃうケースも多いんですが、共産党が猛烈に反対しましたので、委員長提案もできず。

 それから不信任が出たりとかで時間がなくて、残念ながらメディア芸術センター法案は提出すらされず、通らなかったということで、大変厳しい状態になっているかなぁと。

 ちょっと余りここでは言えない話も多いんですけれども、またちょっとそこはどういう構造になっているのか時間をとって、今後どういうふうにしていくのかということは議論をしたいと思います。

ニュース こども家庭庁法成立 来年設置へ

山田さん:
 ということで、こども基本法、それからこども家庭庁の法律に関しては後でトピックスでやりたいと思います。

ニュース 骨太の方針 閣議決定

山田さん:
 ということで、こちらも特集でやりたいと思います。

トピックス こども家庭庁法、こども基本法成立しました!!

山田さん:
 もう本当にギリギリで、通らなかったかもしれないというような状態だったんです、本当に不信任はびっくりして何でここで出すんだよ~と思いましたけれども、なんとか通ったということで結果オーライです。

小山さん:
 もともと先週の木曜日にも審議をする予定だったのが、不信任案が出ちゃったので、審議できずに木曜日は頓挫したという。

山田さん:
 それで金曜日に本会議を開いて可決成立の見込みだったんですが、今日までずれ込んじゃったということでありますが、(成立して)本当に良かったです。

 またちょっとこのこども家庭庁の裏話、誰がどんなことをやってきて、何があったか、あるいは今後どうなっていくのか、今後何をやらなきゃいけないかというのは特集でやりたいです。

 いずれにしてもこども家庭庁法案と、それからやはり大変だったのはこども基本法、まず自民党内で通すのが大変で、何度も言うんですが、私が通そうとして頑張ったらマルキストだとか左翼勢力だとか言われて、党内では大変だったんですけれども、何とか通りました。

 各党の投票行動なんですが、こども家庭庁法案に関しては自公は賛成で、国民も賛成、維新と共産・立憲は反対ということでありました。

 これはこども省なのかこども家庭庁なのか、いろいろな議論はあると思うんですけれども、こどもの虐待とか貧困・いじめ、そういうのを含めて、やはり全党で通してもらいたかったと思いますが、自公国民で何とか通った。

 こども基本法に関しては全会一致を目指しましたが、共産党だけ反対ということでありまして、共産党が反対した理由はこどもの予算の倍増ということを総理が明言しなかった、縦割りの問題がこれで本当に解消するのかどうかわからない。

 いろいろな理由を述べていましたが、向いている方向は一緒だと共産党も反対討論の中で言っていましたので、であれば本当は共産党にも賛成していただいて、中でしっかり実現するときに直していく。

 というのは共産党も含めて各党、やはり国連が言うところの子どもの権利条約に関する4つの原則をしっかり盛り込んだ、これは本当に画期的なことでありまして、日本が1994年に子どもの権利条約に批准して以来、28年ぶりの快挙ということでありまして、子どもに関する権利を認めた本格的な基本法をしっかり通したというのは大変重要なことだったと思いますが、残念ながら全会一致ではなかったのは、僕はすごく心残りではあります。

 ただ法律を通しても、やはり子どもを救えなければ何の意味もありませんから、これはまだ一合目だと思っていますので、これからいろいろな内容を詰めていく必要があるのと思っています。

 特に地方地域ですよね。これは霞が関改革じゃありませんから、子どもたちは自治体の現場にいますので、国と都道府県と市区町村の連携をどうするかとか、やることは山積だと思っています。

 文科省とのやりとりも、いわゆる教育分野に関して統合できなかったじゃないかというのは、それはそのとおりなんですが、ただいじめとかその他の問題に関して、こども家庭庁が介入できるということで勝ち取ったりもしてきました。

 予算の倍増も対外的には正式には言明できなかったけれど、倍増するという目標でしっかり準備をしていく、何にどの予算をつけていくのかということを急ピッチで議論をしています。

小山さん:
 今の山田さんのデジ庁の政務官としての働きぶりを見ていると、新しい組織はやはり官僚主導というのはなかなか難しいので、誰が政務官・副大臣・大臣としてこども庁を担当して引っ張っていくか次第かなと個人的に思っていますが、こども庁、私も非常に期待しております。

特集 山田太郎の公約検証〜骨太政策にどれだけ盛り込まれたのか〜

山田さん:
 ということで、私は定期的に皆さんと約束してきた公約が、政治的にどれぐらい実現したかということをやっているんですが、この骨太との検証というのは何をしたいかというと、2022年・2223年に実現できそうかどうかということを占うには、この骨太方針に入っていなきゃだめなんです。

 なのでどれぐらい骨太方針に入っているかということと、この骨太方針というのは、政府が出している重要な施策の一覧なんですが、デジタル大臣政務官としてもかなり担当しているので、それも含めて、結論から言うと骨太方針はたぶん2 割 から 3 割ぐらいは私全部関わっていますので、今日はそれを御披露したいと思っています。

 やはり政府の極めて重要な骨太方針というのは、ちゃんと取り上げてマスコミもそうですけれども、もっと具体的にやるべきだと思うんですよね。

 僕の場合はやはり何かを実現してこその政治だと思っていますから、そういう意味で今日の骨太というのは極めて重要、どういうふうに公約が盛り込まれているのか、この辺の検証をしていきたいと思います。

小山さん:
 骨太の方針とは、正式名称は経済財政運営と改革の基本方針というもので、小泉(純一郎)政権開始後の2001年度から、経済財政諮問会議が作成を始めたのが骨太の方針で、民主党政権時代はなかったですという話です。

 目的としましては、予算編成に対して官邸の影響力を高めるのが目的だと言われております、それまでは自民党の各族議員などの影響力が強くて、予算編成は党主導だと言われていた時代が続いていたということで、この骨太の方針というのをつくるようになったと言われています。

山田さん:
 骨太に書いてあるのは改革の基本方針、つまり何をやるのだという政府のイシュー、この1年間、来年度に向けて何をやるのか、プラス予算をどうするかという話なんです。

 これに乗ったら法律の改正だったり、具体的施策だったり、予算を優先的につけるとか、そのときの政府の最も重要な政策と言われるのが、まさにこの骨太だということです。

小山さん:
 こちらは国の政策立案の流れということで、国会というのは1月に召集されて150日間やります。

 1月~3月は前半国会、予算を審議する国会と言われています。後半国会は法律の審議がメインですが、4月5月は基本的に内閣提出法案を先にやりまして、6月にギリギリ議員立法をできるかできないかというのが国会の流れです。

 国会議員は6月終わったらみんな休んでいるのかというとそんなことはなく、まず各省庁がもう通常国会の4月あたりから(来年度の)概算要求を検討します。

 来年度どういう予算をつけてどういう政策をやるかの提言を5月に取りまとめて、それらをさらに細部をまとめるような形で骨太の方針というのが閣議決定されます。

山田さん:
 1月から忙しいんですよ、(国会で)予算をやっている裏側で、党では激しく各調査会とか部会での提言を取りまとめをやって、ゴールデンウイーク明けまでに提言をまとめたら、今度は5月の中旬から下旬いっぱいは押したり引いたり、これを載せるの載せないのと大騒ぎしながらこの骨太が決まっていく。

小山さん:
 (7月は)政府で概算要求基準というものをつくりまして、その基準に基づいて各省庁が概算要求を決めて、8月に一旦提出します。

 それを財務省が9月くらいに査定して、これはさすがに認められませんとか、もっとここを削りなさいとか、省庁としてどこか増やしたいならどこか減らしなさいみたいな話をして、10月11月ぐらいにそういう議論を経て、12月には大体こんな感じでって。

山田さん:
 12月のクリスマス前ぐらいに政府予算案が閣議決定して、次の年の国会に提出される、こういうふうな枠組みになっている。骨太というのを中心に動いているから、各議員は自分の意見をどれぐらい骨太に反映させるか、どれぐらい盛り込んだかということが議員の成績になる。

小山さん:
 この骨太の方針には、第2次安倍政権以降、いろいろ副題がついています。

小山さん:
 概要はこんな感じです。

山田さん:
 小さ過ぎて見えない、ちょっと概要だけ説明して。

小山さん:
 4つ柱があるという話、ここでは5つに分類されていますが、1.我が国を取り巻く環境変化の日本経済、2.新しい資本主義に向けた改革、3.内外の環境変化への対応、4.中長期の経済財政運営、5.当面の経済財政運営と令和5年度予算編成に向けた考え方というものです。

山田太郎の政策・公約がどれだけ反映されたのか、詳細をチェック

山田さん:
 私の政策がどれだけ今回の骨太方針に反映されたのか、公約に関してはこの山田太郎のものがたりというのを私自身の憲法としています。

山田さん:
 今回はこの骨太にどれだけコミットしていって、どれだけ私自身の政策が盛り込まれ、あるいは具体的に何をやってきたかということを御紹介したい。

山田さん:
 まず最初は成長と分配とともに人への投資とか、イノベーションとかトランスフォーメーションとか、これはもう全体が山田太郎のものがたりの中で書いてあるそのものです。

 それとDXマークのところ、強靭で持続可能な経済社会に向けた防災・減災はすごくやっていまして、後で防災のIoTという言葉も出てきますけど、これをつくったのは私ですというぐらい。

山田さん:
 次はデジタル庁として医療DX、それからマイナンバーカードを使ったワクチンの接種記録、これはデジタル庁として働いています。

山田さん:
 新しい資本主義に向けた改革第2章、その重点投資分野として、イノベーション、スタートアップとか、GX、DXと言われるもの、成長分野に対して4,000億円の予算を投下して、デジタル人材を育成していこうというのは、まさにデジタル庁の仕事としてやっているところです。

山田さん:
 ここからカラフルになってきますけれども、子どもに関する施策ということでは、若者不安の解消の中の子ども政策だったり、クリエイターの待遇改善でフリーランス問題、特に下請法の見直しということ。

 内閣府と書いてありますが、国家公務員についてのいろいろなデジタル環境整備と勤務の実態とか、それから教育ということでのデジタル化への対応というのも、これは行革として私がやっています。

 それから子どもとか親の学校の授業料の問題ということに関して、これは若者の不安解消ということで、6ページにかけてやっていることですが、

山田さん:
 これはまた子ども関係で特集していきたいと思います。

山田さん:
 金融取引等のデジタルツールを使った対応、それからイノベーションに関しても、量子コンピュータとか量子技術、量子暗号とかその辺に関しても、どちらかというとデジタル庁でやっているケースが多かったりします。

小山さん:
 ここで一番大きいのは、将来受給可能な年金額等の見える化は、今は厚労省でもやっているんですけれども、山田太郎事務所で最初にポータルを前もって作って、山田さんが2019年に当選した直後からそのプロジェクトが動いて、厚労省よりも早くそれができた。

山田さん:
 あとは小型衛星コンステレーション構築とロケット打ち上げ、これは僕すごくこだわっていまして、というのは今、海底ケーブルだとか、光ファイバーの話をよくやるんだけれども、結構限界があります。

 それで大事なのは、例えば無人の農業機械とかを動かそうと思ったら、もっとキメの細かいGPSだとかをやらないと、バシッと止めたりだとかできない。

 そういう意味でもっと人工衛星を飛ばす、それから自動車産業が例えばエンジンが要らなくなるかもしれない、電気自動車になっちゃうから。

 そういったエンジン技術を例えばロケット産業の方に転換して、もっと日本はロケット産業の可能性がすごく高いんですね。そういうことでシフトするのに、宇宙開発というのは重要だろうと。

 重水素とかメタンハイドレートとか、そういう最先端のエネルギー確保ということで開発をしておく必要があるじゃないかということです。

7ページの最後からのデジタル庁としてスタートアップに対する支援といったあたりとか、

山田さん:
 次の産業政策で僕ももともとベンチャーというか、上場企業をやってきましたので、そういう人たちに対する支援というのもやるべき。

 8ページの下の方は、これは知財の保護ということで、まさに著作権とか知財に関してです。

山田さん:
 9ページに関しては、先ほど言った電気自動車だったり、そのためには蓄電池、全個体型リチウムイオン電池をどうするかという話を開発に対してサポートをやっていたりとかします。

山田さん:
 10ページのDXは、まさにデジタル庁であったりだとか、規制改革だったりということで、全面的にやっているというよりも、あまり説明してもしようがないぐらい、ほとんど自分で書いたと思っています。

山田さん:
 11ページのこれはあまり知られていないんですけれども、官民のいろんな、例えば地域に図書館だったり、公園があるんだけど、これは官が管理していると何かうまく活用できないので、民も入ってきてもらってそこの施設を一緒に運営したりだとか、まさに地方の活性化のやりかたです。

 11ページ下から12ページにかけてはデジタル田園都市構想ということで、まさにデジタル庁の話であります。

山田さん:
 13ページはここもほとんど子ども関係で、これは私がほぼ見ていますので、あらゆるこども家庭庁に関する内容が、ほぼここに集約して書かれていると言ってもいいと思います。

山田さん:
 14ページの女性活躍、僕は男女共同参画に関しては冷たいと思われてるんですけれども、内閣府の行革の担当としても、特に女性とデジタルの関係、どうやって、例えば子育てをしながら働けるかみたいなもの、これは私主力で、人材育成プランとしてやっています。

山田さん:
 15ページなんですけれども、地域の医療ケアとか、障害に関する話、これもまた特集で、障害を持つ子のケアをどうするかということをやっています。

 それから孤立孤独はまさにこれは参議院の不安に寄り添う勉強会の中で、私がデータを集めたことが一つきっかけとなって、孤立孤独も含めてかなりここは提言提案者というふうに言っても過言じゃないと思います。

山田さん:
 16ページも、この辺もデジタル庁が担当していますので、ギガスクール構想も5Gの話も、これはデジタル庁として私が担当でやっています。

山田さん:
 17ページのブロックチェーンだとか、トラステッド・ウェブだとか、分散管理台帳の問題だったりだとか、メタバースとかWEB3.0とか、これも受け皿としてはデジタル庁で、もう既に研究・検討ということをスタートしていいます。

山田さん:
 19ページの、クリエイターの創作の支援ということで、まさに展示即売会みたいなところ、これは私もかなり働きかけて、文化庁と一緒に書き込んだ経緯があります。

山田さん:
 20ページ、残念だったメディア技術ナショナルセンターはここに書き込みました。もうこれは閣法でもやるしかないんじゃないかと思ってここに書き込みました。

山田さん:
 21ページ、サイバーセキュリティーも実は担当でありまして、防衛省とか警察の方の問題だったりとか、あまりセキュリティーの問題で言えないんですけれども、そこの整理をどうしていくのかというあたり。

山田さん:
 22ページはレアアースだったりとか、それからサプライチェーンに対する物資のサポートをどういうふうにしていけばいいのかというあたり、私の公約そのものをしてもらっています。

山田さん:
 23ページは改めてサイバーセキュリティー、特にトラスト(認証)をどういうふうにするかとか、クラウド技術の進化、あるいは量子計算みたいなものもきちっとやらなきゃいけないということで取り上げています。

山田さん:
 花粉症対策としてCLT木材利用の拡大、木材の消費にもつながって、これによって無花粉スギを植えていくことで花粉対策ができる。

山田さん:
 26ページはまさに防災でありまして、最近地震とかゲリラ豪雨の問題だとか、実はこれこども庁と別に幻の提言書があって、デジタル防災庁を作れって言ったんですよね。

山田さん:
 防災に関してどうしていくかということで、この防災のDX、私もデジタル庁の方で担当しています、27ページかけてそういう内容。

山田さん:
 28ページはサイバーセキュリティーということで、サイバーセキュリティー・サイバーテロというものをどういうふうにしていくのか。

山田さん:
 29ページの単年度主義の予算の見直し、これは行革とか規制改革の枠組みでもこういう議論があって、書き加えられた内容になっています。

山田さん
 30ページのこのあたりのPPP/PFIだとかEBPMというのも行革の枠組みの中で出てきた内容が結果として書かれましたので、行政レビューをしっかりやって、無駄な支出をしないようにしましょうというようなこと。

山田さん:
 31ページは働き方等の改革ということに関して、公約の中で取り上げたものが記載されています。

山田さん:
 32ページは医療とかのデジタルヘルスを含めたPHRという医療のDXに関して、これはデジタル庁でもありますし、もともと私の政策の一つでもあります。

山田さん:
 33ページもデジタル庁+ICTを使って建築・建設の部分でi-Constructionみたいな話を進めていく。

山田さん:
 34ページは教育DX、1人1台端末とギガスクールというあたり。

山田さん:
 35ページは理系人材の開発をどうしていくのか、私もずっと東大の工学部で14年間教えてきまして、東工大の教授もやってきましたけれども、教育をどうしていくのかということ。

 ということで駆け足でザッとやってきましたが、改めて骨太を見返してみると、かなり皆さんに約束してきたこの公約が、ほぼ網羅されてきたんじゃないかなということで大変うれしく思っています。

 デジタル政務官として、やはりデジタルの領域ってすごく大きいから、実際にこれをどう実現するのかという立場でも関わっているということです。

 やはり僕は政治家というのは、何を提言して何を具体的に実現するための準備をしているのか、これを定期的に有権者の皆さん、主権者の皆さんと約束したことがどうなのかって、実績も含めてきちっと僕は発表していくべきだと思っています。

 自分の公約を政府の骨太と検証している人って、多分いないと思いますよ、だけど山田太郎は実績ないとか、シングルイシューだとか。

 僕は十分やり過ぎだと思っていて、世耕さんから「山田さん手出し過ぎ、何やっても山田さんが出てくる」と言われて、一方ではなぜかシングルイシューと言われて不思議なんですけれども、たぶんこうやって伝えなければわからないと思うんですよね。

 1つは表現の自由ということは皆さんに約束した一番の中心ポイントですし、もう1つはデジタル領域、デジタル庁の生みの親の1人だという自負もありますし、今回のこども政策も自見さんと一緒に勉強会を立ち上げて、スピーディーにここまで来たということで、3つの政策の中で中心になる大きなものを担当してきている自負はあります。

 いずれにしても本当にここまでこれたのも、皆さんに54 万のパワーを預からせていただいた、そういう人たちで支えられながら、皆さんの意見も含めて、ここまでこれたんじゃないかなと思っています。

フリーランス(クリエイター)支援について

小山さん:
 クリエーターの創作活動の支援というのが(骨太に)入ったのが感慨深いというか、私は2019年の山田さんの選挙は手伝っていない山田事務所スタッフなんです。

 けれども、その後コミケとかで一緒に行かせてもらったときに、いろいろな人が支えてくれている山田さんのこの政治活動、やはりクリエイターとそれを愛している、同人活動を含めた皆さんだということが身にしみている中で、それが政府にもちゃんと伝わったというのが今回の骨太かなと思います。

小山さん:
 クリエイターの保護の一つとして、フリーランスについて誰も言ってなかった、2019年からいろいろアンダーでやっている中で、内閣委員会で2020年3月10日。

山田さん:
 これ歴史的なんです、ここから政府がフリーランスに関して定義をし始めたり、フリーランス政策が大きく動くきっかけになったんです。

小山さん:
 それに対して5月にはちゃんと動きました、調査します、いろいろ問題点もわかりました。

小山さん:
 その後、ちゃんとなんとなく比較をして、内閣官房で統一調査をした結果がこれです。

山田さん:
 内閣官房は462 万人で、内閣が341 万人、中小企業庁は472 万人、厚労省は367 万人、というのはみんな定義が違っちゃったんですよ。

小山さん:
 なので、一応政府として統一の定義というのを出せと言って、これもちょっとひともんちゃくありましたけど。

山田さん:
 僕はこれはあまり気に入ってない、個人事業主がフリーランスだって定義にしちゃうと、雇われているフリーランスがいるといったら、ぐちゃぐちゃになっちゃうから議論が。

小山さん:
 その後フリーランスの保護で、やはり下請法の適用もない、労働法でも救われない、下請法の資本金要件1,000 万というところで外れる人たち、これはどうにかすべきだと。

小山さん:
 西村大臣に資本金1,000万円にこだわる必要はないんじゃないかという話をしたところ、

小山さん:
 2020年7月17日、成長戦略の実行計画に立法的対応の検討というのがつけ加えられまして、これは画期的でした。

小山さん:
 それの関連として、2021年に下請中小企業振興法の改正ができまして、今後の対象取引類型の拡大がここでされている、今はここでストップです。

 ただ我々としてはやはり、下請法そのものの見直しが必要だというスタンスなので、今ちょっと大きな声で言えない部分もありますけど、まだやっているところです。

山田さん:
 その後コミケだとか、展示即売会だとかイベント支援ということで、政府とか予算委員会とか、随分政治に皆さんの現場の声というか、用語が持ち込まれちゃったよね。 

今日のまとめ

山田さん:
 今回、やはりこども家庭庁は大変大きな動きで、子ども政策については私が来る前までなかった、少子化担当大臣いるくせに、少子化を専門にやる部署すらなかったのでつくりました。

 最初はかなり言われましたよ、1回生議員で何もできない、党議拘束をかけられるんだと、悔しいと思ったね。

 1年生議員でもできるんだよ、逆に言うと党議拘束をかける側だよね。そのために党内でもいろいろな責任者をやらせていただいたりしながら、党の中でコツコツと政策を積み上げて党を動かしてきた自負はあります。

 やはり政策の全体の3分の1ぐらいはデジタルに関係することなんですよ。まあデジタル庁もボロカスに今言われてますけれども、そこを一生懸命支えつつ、具体的にどういうふうに効果を出していくのかということをやっています。

小山さん:
 1年目で雑巾がけだとか言われてたので、私も結構気楽に考えてたら、知財調査会の小委員会の事務局長をやりなさいと、たいしたことないだろうなと思っていたんですけれども、すげえ大変でして。

 そこが1つ目の山田さんが役職について、加速度的に肩書きが増えていったというか、単なる充て職じゃなくて、ちゃんと動く事務局長クラスみたいな役職で。

 山田さん無派閥なんですよ、自民党1回生で事務局長クラスのポジションを当選した直後から付けられるというのは異常、そこでまたうまく回しちゃったからだと思うんですが、次から次へと引っ張ってきて公約にないことも相当やっているので。

山田さん:
 あと大事なことはこうやって、何をやってきたかということを言わなきゃいけないからさ、こんな番組を毎週やってきて、だいたいネタが多すぎて毎回時間オーバーしちゃうぐらい。

 だけど何か山田太郎は何もしていないとか、他にもっとやっている人がいたら教えてほしいくらいの自負感もあります。

小山さん:
 団体支援もなく、政治資金パーティーも開かないので、基本山田事務所の議員も含め秘書は政策をやっている、それ以外仕事がない。

山田さん:
 普通は選挙区に張りついて、毎日朝から晩まで駅の前で頭を下げたり、新人議員はとにかく選挙で受かりやすくなるまで、10年ぐらいは雑巾がけしろと言われるんだけれども、僕は54 万票を皆さんに預からせていただいて、圧倒的な強さで来てるし、野党時代から結構与党とはアンダーを含めて根回しとかやってきているから、そういう意味での信頼もあったんだと思います。

 本当に54 万というのはすごく大きいと思っています。やはり政策ができて予算を取って組織をいじって、何か実行して誰かが最終的にそれで救われる、政策でちゃんと票を皆さんに預からせていただいているというのは、すごくありがたいし幸せなことだと思ってます。

 だから、今度赤松さんが公認されましたけど、戦っていくとするのであれば圧倒的な力というのが必要だと思っていますし、そういう議員が増えてほしいなというのはすごく思う。

小山さん:
 議員が受かった直後にする仕事は何か?次の選挙で当選するための準備をスタートすることだみたいな、それはあってはならないというか、そうあってはほしくはないので、まず政策をやりますっていう議員がふえるのが、700人議員がいたら、1人1課題を掲げてやればそれだけ日本が前進するはず。

山田さん:
 与党だけでも400人いたらさ、そうとう動くと思う、そうあってほしいし、だから選挙というものがすごい考えものだけど、選挙の姿は変わってくると思う。

 ということで今日はこれくらいで終わりたいと思います、どうもありがとうございました。
 来週の水曜日から、まさに参議院選挙が始まりますので、来週は選挙特番をやらせていただきたいと思います。



 みなさん、今日のさんちゃんねるはいかがでしたでしょうか、ぜひともチャンネル登録・いいね・コメント、感想などを「#山田太郎のさんちゃんねる」を付けてツイッターに投稿をよろしくお願いいたします。



虹杜コメント:
 今回の文字起こしは以上です。今回も文字に起こす過程でカットした部分がいろいろあります、特に骨太云々は難しくてよくわからなかったので、しっかり詳細を確認したい方は是非動画の方をご覧下さいませ。

 こちらの文字起こしテキストは自由にTwitter等で切り抜いて拡散等して頂いてかまいません。ここまで読んで頂きありがとうございました、よろしければスキを押していただけるととてもうれしいです。

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