「お金」って怖い物？頼もしい物？～その3～

ちょっ！おま！それ卑怯！

2度目の世界大戦を収めた超大国は、栄華を極めました。そして、世界の警察の名の元様々な国に介入していきました。
『あぁん？あそこで紛争起きてるやん。どれ、ちょっと介入したろ』
『あぁ、超大国さん、北の地域がどうしても平等にしたい言うてまんねん。言う事聞かせたいし手ぇ貸してくなはれ』
『よっしゃ！任しとき！相手いてこましたる！』
こんな感じで色んな地域に介入した超大国でしたが、相手には裏で支える軍事国家の存在がいて、思う様に収める事が出来なくなりました。そして…
『なぁ、なんでウチの国他所へ兵士送っとるん？しんどいわ…』
超大国の人々の中から、戦争に介入する理由が分からなくなる人が出始めたのです。そして…
『超大国さん、おたくが色んなトコに介入しておりますが、やりすぎです。これ以上するなら、2度目の世界大戦の時におたくが使った兵器、使いますよ？』
『ちょっ！軍事国家さん、それは卑怯やん！いつの間に作ったん！』
『いえ、私共も平等に富の分配した方が良いと常々思ってたんです。あなたの言い分だけで世の中回ると思わないで下さいね。』
遂には超大国と軍事国家の睨み合いが始まったのです。
3度目の世界大戦を自分のせいで起こす訳にはいかない世界の警察こと超大国は、この頃苦肉の策とも言うべき方針を宣言しました。
『金の交換、ウチ辞めます！』
これには世界中が驚きました。元々金の価値が通貨の価値だった意味を変えたのです。
『ウチ強いやん？人いっぱい居るから税金キッチリ取れるし滅亡する事ないやん？そもそも戦争反対やから侵略する事せんし、お金かからんやん？国力相当なもんやし、ウチの通貨は他の国より価値ありまっせ！』
『いや、そんな事言って…預けた金はどうするん？』
『皆さんトコから預かった金は厳重に保管しとります！安心してください！言うてくれたら何時でもだしまっせ！でもウチより安全なトコ、あります？』
『確かに超大国さんとこは安全ですよね。それよりそもそも、通貨の価値ってどう決めるんです？』
『そりゃあ勿論、国力がそのまま通貨の価値でっしゃろ？新興国でも国力が上がれば通貨の価値が上がるっちゅう具合にしましょ。そうすりゃ平等に富の分配してても国力があればその国の通貨の価値になるっちゅう事ですねん！』
こうして世界中で外国為替証拠金取引(FX)が活発になっていきました。

頭良すぎるのも問題

そんなある日、世界中に激震が走りました！
グループなのか個人なのか不明ですが、インターネットの中で通貨を作ったのです！そして、そのネット通貨は現物との取引に使える様にシステムを作ったのでした。
これには各国首脳は大騒ぎ！
『ちょっ！こんなん出たらウチの通貨使って貰えなくなるやん！規制規制規制！』
通貨を使わなくなるとその価値が下がり、それは国力が下がる事を意味しています。
一斉に規制をしようとしましたが、ネットの世界に放たれたこのシステムは留まる事無く世界中の人々に浸透しました。
『どこの馬の骨とも知れん通貨より、国の通貨の方が信用あるでしょ？使わない方が良いですよ？』
そういう事でしか人々を止める事が出来ない程に。
こうして国や人々は「お金」に振り回される事を紀元前の頃から脈々と続けて行くのでした。

「お金」は人生を豊かにする手段の1つ

ここまで掻い摘んでではありますが、勉強した事を物語風にお届けしました。最後までお読み下さりありがとうございました。
私自身お金に苦労した経験を持ち、「お金欲しい！」と思う事が幾度となくありました。
それは依存に似た状態だったかも知れません。怖いですね。
しかし、お金があれば好きな物を買ったり食べたり旅行したりと、生活が豊かになるのもまた事実で、頼もしい存在でもあります。

「お金」の勉強をすると、様々な歴史の勉強になりました。そしてまだまだ知らない事が沢山ある事も知りました。
今年はそういった事を少しずつ勉強していきたいと思ってます！