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失速した2023年を総括する

大晦日です。
紅白歌合戦とWBCとザワつく!をザッピングしながら一年を振り返ります。
完全に個人的な自省録でしかないのですが、後年の自分自身のために駄文を認める所存です。

原因をうやむやにしたまま過ぎ去った失速の経緯

2022年はいくつかの挑戦が実り、新しい環境に身をおくことになりました。
しかしながらその歪みがジワリジワリと顔を出し始めたことに気がつかないふりをしていた気がします。

1〜2月は少しづつ感じ始めていた違和感が如実に表面化してきたのですが、まだ自分の裁量次第でどうにでもなるだろうとたかを括っていたものです。甘いですね。

3月には安請け合いした仕事が大きなトラブルに発展します。
結果的にこの解決には相当の労力と時間を要することになりました。

4月には2022年のフワフワとした態度が現状を悪化させていることを痛感します。恥ずかしながら驚天動地でした。歯車が狂い始めていることを自覚せざるを得ない状況です。

困ったことに、それでも4〜6月はなんとかなるだろうと思っていました。いや、誰かがどうにかしてくれるのではないかという淡い期待がどこかにあったのかも知れません。

7〜8月の暑すぎた夏にようやく腹を括ります。
いくつかの優先順位をしっかりとつけることをようやく(遅すぎるくらいですが)決めました。将来的には大きな決断になってしまったかもしれないことを、大事な人たちに伝えました。

9〜10月の終わらない夏の中で、優先順位に沿って立て直しを図ります。実直に手を打ちながらも、身体に染みついた悪習は簡単には拭えません。ジワジワと真綿で首を絞められるように自分の中で改善と失速を繰り返していた時期でもありました。

もちろんそれなりにすばらしいこともあった

ありがたいことに今年もまた素敵な出会いに恵まれました。

趣味つながりから同業の尊敬できる先輩に出会い、仲良くさせていただきました。また、SNS上でたまにやり取りだけをしていた方と実際にあって話をし、一緒に仕事をするくらいにまで仲良くなれることができました。このお二人との繋がりはゆっくりと強く育てていきたいです。

6月には数年前に事情があって少し距離ができてしまった友人から連絡があり、雪解けを経て、また新たなつながりを作ることができたことも今年の大きなトピックです。

夏にはプライベートで気の置けない新たな友を得ることができました。偶然のような出会いが大切な存在になることの奇縁を感じています。

一方で馴れ合いのようになっていることから線を引きました。つかず離れずではなく、基本的に距離を置きながら、必要に応じて手を差し伸べたり、こちらから頼ってみたりということを心がけました。これは精神衛生上にとても良い効果があったと感じています。

今までと良好な関係を築けていた方々とはより深い付き合いができたことは2023年の貴重な救いでした。自分ができることをしっかりと全うする。当たり前のようで、それをやり切ることはとても難しいことを感じ続ける日々の中で、自分を信じてくれる人がいたことはどれだけ救いになったことでしょう。

そして年末に何を書き記そうとしているのか

2023年、長く失速し続けた自分のエンジンの不調がどうすれば解消できるのか模索する日々が続きました。11月から本日に至るまで、ようやくアクセルの正しい踏み方を
がわかり、入りにくかったギヤが噛み合ってきました。

3月に起きたトラブルはほんの数日前、ようやく解決の目処がつきました。
手放したものとはきれいに決別し、距離を置いたものとは様子を見つつ、任せるものは任せ、自分でなければできないことは全力で立ち向かう。毎日は当たり前ではなく、明日をより良い日にするために今日を悔いなく全力で過ごす。

抽象的な物言いで書き連ねてきましたが、2023年は公私共に近年稀に見る失速した一年であったことは間違いありません。反省すべきことは今日ここまでで終え、2024年は心身ともに健康でかつ全力で駆け抜けられるように、大いなる自戒を込めて。

それでは、みなさん、良いお年を。

小説や新書、映画や展覧会などのインプットに活用させていただきます。それらの批評を記事として還元させて頂ければ幸甚に存じます。