コミックスをまとめて梱包するための段ボール箱(60サイズ)を探す話

対象は100均のDAISOダイソーSeriaセリア、ホームセンターのCAINZカインズの3店です。

60サイズの箱ってどのくらいの大きさ?

3辺の合計が60cm以内であればいいので、大きさはいろいろです。極端にいえば平たく薄っぺらいものも、長い筒状のものも、3辺合計60cm以内であれば60サイズです。
とはいえ、60サイズの中でも一般的な大きさのものがあります。底面をB5サイズとしているものがそれです。B5サイズといえば大学ノートや漫画雑誌の大きさです。
なので、60サイズの箱の大きさは週刊少年漫画雑誌を4冊積み重ねたくらいをイメージするといいと思います。週刊少年漫画雑誌より厚い、月刊少女漫画雑誌なら3冊でしょうか。
スーパーやドラッグストアに「ご自由にどうぞ」と置いてある段ボール箱は60サイズには大きすぎます。1.5リットル6本入りの段ボール箱の半分以下ですから。

60サイズに何冊入る?

まずは商品であるコミックスのサイズをおさらいします。今回想定している少年少女向け漫画のコミックス小B6判と呼ばれるサイズで、高さ174mm・幅112mmが一般的です。出版社や個体(カバーのズレなど)で多少の差が出ることもあります。
厚さについては、昔はどれもだいたい同じくらい(ページ数の都合で収録を見送ることが普通にありました。規格が決まっていたのだと思います)でしたが、今は緩和されたのか、出版社はもちろん作家やジャンル、作品によって様々です。一度開いてしまえば空気や湿気を含んで膨らむこともあります。なので冊数はあくまで目安です。

あらかじめ用意しておいた60サイズの段ボール箱(270×195×120mm)に入れてみたところ、14〜18冊くらいという感じでした。これは厚さや詰め方によっても変わります。剥き出しのまま入れたので、OPP袋に入れたり透明シートで包んだり緩衝材で包んだりしても、また変わってきます。
週刊少年漫画の連載作のコミックス刊行ペースは3ヶ月前後に1冊なので、連載3年分くらいでしょうか。結構人気作ですね。

エントリー段ボール箱サイズ一覧

サイズは外寸、底の長辺×底の短辺×高さで記載しています。
・226×156×122 mm
・228×168×146 mm
・238×218×137 mm
・270×195×120 mm
・270×195×120 mm
・275×200×116 mm
・295×200×98 mm
・300×200×100 mm

エントリー段ボール詳細

◇226×156×122 mm 【カインズ】¥58
名称:ダンボールSSS
◇228×168×146 mm 【カインズ】¥68
色:白
記載:60サイズ
◇238×218×137 mm 【カインズ】¥78
名称:ダンボールSS
◇270×195×120 mm 【セリア】¥110
記載:60サイズ、B5、ゆうパック
◇270×195×120 mm 【セリア】¥110
色:茶色地に白の柄
記載:60サイズ、B5、ゆうパック
◇275×200×116 mm 【カインズ】¥78
色:白
記載:60サイズ
◇295×200×98 mm 【ダイソー】¥110
記載:60サイズ
備考:開封ジッパー付き
◇300×200×100 mm 【セリア】¥110
記載:60サイズ

ふるいにかけていく

コミックスの冊数(詰め込み方)によって、選別が変わってきます。

◆棚差しタイプ
段ボールを開けたら、本屋の陳列で言うと棚差しようにコミックスの背表紙がずらりと並んでいるのが見える詰め込み方です。
高さがコミックスの幅ぶん必要です。よって高さ112mm以下は除外! 外寸116mmでは段ボールの厚みで内寸が厳しいので除外!
・226×156×122 mm
・228×168×146 mm
・238×218×137 mm
・270×195×120 mm
・270×195×120 mm(柄あり)
外寸120mmもギリギリアウトかもしれません。緩衝材を気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)ではなくクッションシート(薄いスポンジのようなもの)を使えばいけそうでしょうか。
小口を下にして箱詰めするのは小口に全体重がかかるということなので、へたって痛みそうな気がします。ですが、まとめて透明シートで包むので、そこまで気にしなくてもいいかなと思います。キチッと包めば重みが分散されるのではないかなという想像です。不安な場合は商品情報に記載しておいて購入者に判断してもらいます。

◆平積みタイプ
段ボールを開けたら、本屋の陳列で言うと平積みのようにコミックスの表紙が見える詰め込み方です。
底の長辺がコミックスの幅×2=224mm以上必要です。外寸であることも踏まえると、生き残りはこんな感じでしょうか。
・238×218×137 mm
・270×195×120 mm
・270×195×120 mm(柄あり)
・275×200×116 mm
・295×200×98 mm
・300×200×100 mm

上記2パターンの詰め方に対応できるのが、こちら。
・238×218×137 mm
・270×195×120 mm
・270×195×120 mm(柄あり)

とりあえずこれを買っとけば良さそう

上記2パターンの詰め方に対応できることと、単価¥78(税込)であることが決め手です。10枚まとめ買いをすると値引きがあるみたいなので、他にも出品予定があるならまとめ買いをすると安くできます。

ぴったり60サイズは縮めると安心

Seriaの外寸300×200×100mmの段ボールは60サイズにぴったりすぎるので、万が一計測でサイズオーバーしたら……という心配があります。その場合は四隅に切り込みを入れて、段ボール箱を少し小さくすると安心でしょう。高さは犠牲になりますが、規定サイズを超える心配がなくなるだけでなく、商品が中でガタガタ動きにくくなる利点もあります。詰める緩衝材も減らせます。
加工は普通のカッターでもできますが、四隅に同じ長さの切り込みを入れるのは大変です。Twitterでバズったこちらがあると便利だと思います。

テープの種類と貼り方

段ボール箱は自分で組み立てる必要があります。組み立て時と封をする時に使うテープは何がいいのか、どう貼ればいいのか、調べてみました。
◆テープの種類
段ボール箱の組み立てに使うテープといえば、主にこの3種類が挙げられると思います。

・クラフトテープ(紙製)
・布テープ(布製)
・OPPテープ(樹脂製)

強度は下にいくほど高いので、とりあえずOPPテープを使えばいいと思います。段ボールの組み立て・封だけでなく、大きめの封筒の口を閉じたり商品サイズに沿わせて留めたりするのにも使えるので、1本あると便利です。
◆貼り方
底側は中身の重さに負けてしまわないように=底が抜けないようにする必要があります。特に今回はコミックスの梱包を想定しているので、重い部類に入ります。底が抜けて中身が落ちたら悲惨です。
合わせ目に貼るだけ(一字貼り)では少し心許ないので、さらに横に1本足す十字貼りをしておくと安心だと思います。横に2本足すキ貼りはもっと強度がありますが、60サイズだと底面積が大きくないので、そこまでしなくてもいいかなという印象です。
封をする時は合わせ目に貼り、フチの隙間も埋めるようにテープで貼ります(H貼り)。

ちなみに、大きめの段ボール箱でPUDOから発送する場合、荷物を地面に直置きされる場合があります。雨で地面が濡れている・濡れた靴で歩いた場所に置かれることがある、ということです。
万が一に備えて、商品をOPP袋に入れたり透明シートで包む他に、段ボールの底に水を通さないものを敷いておくと安心です。隙間を埋めるなら紙を丸めたものでいいでしょうが、気泡緩衝材なら水濡れと衝撃のどちらもある程度は防いでくれるのではないかと思います。

これで「コミックスをまとめて段ボール箱で梱包する」については、ひととおりまとめられたでしょうか。あとは実際にやってみて、自分のやりやすいようにアレンジしていけばいいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!