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コミックスを出品したいので価格設定について考える話

梱包は簡単でも価格設定が難しくて出品を先送りにしていたもの……それはコミックスです。梱包も価格設定も簡単なものはあらかた出品してしまったので、そろそろ重い腰を上げて手をつけたいと思います。

でも本当に難しいんですよね、価格設定。たとえば、ひと昔前の少年/少女漫画のコミックスの価格がわかりやすいので400円(本体価格)のコミックス1冊を出品するとします。(以前は値段が固定されていたのですが、今は人気やジャンルでまちまちなので例に出すのが難しいです。とあるレーベルでは看板作家は安く、新人・短期連載・ギャグは高い傾向です)

消費税は購入時期によって異なるので置いておいて、これをそのまま400円でメルカリに出品すると、

−メルカリ手数料40円
−配送料(ネコポス)175円

売上金=コミックス自体の価格は185円です。よっぽどの人気作の最新刊でない限り、梱包資材の費用を差し引いても「古本屋に買い取ってもらうよりは高く売れる」という感じだと思います。
古本屋で買うと大体定価の半額で200円なので、相場からも逸脱していません。

でも購入者からすれば、「新品と同じ値段で中古品」なんですよね。もしこのコミックスが発売から日が経っていなければ、書店やネット(送料無料)で新品を買った方がいいと考えるでしょう。

多くの出品者にとっては価格設定は送料込みがデフォルトだと思うのですが(メルカリのやり方講座記事にはだいたいそう書いてあるので)、購入者はどうなんでしょうか。価格には送料が含まれている=自分が送料を払っている自覚はあるのでしょうか。この感覚の有無で価格への印象がだいぶ異なると思います。

反応イメージ
自覚あり「送料込みで400円なら妥当かな」
自覚なし「中古なのに400円!? ないわ〜」

自覚、購入専門の人はなさそうです。購入しかしていないなら出品の仕方を調べていないでしょうから、価格を送料込みで設定する風潮を知らない人も多いのではないかと思います。
出品ページには「送料込み(出品者負担)」と書いてあるので(これも講座で送料込みを選べとよく書かれています)、そのまま「出品者が送料を払っているんだなあ」と解釈するでしょう。実際には売上金=購入者の支払いから引かれているのですけど。売上金は手数料と送料が引かれた状態で入るので、購入者は自分が送料を支払っている感覚はないと思います。

手数料と送料が引かれた状態で入る
売上金+185円
→マイナスが見えないので、送料を支払っている感覚がない

販売価格が入ってから手数料と送料が引かれる
販売価格+400円
手数料−40円
配送料−175円
残金 185円
→マイナスが見えるので、自分の持ち金から引かれている=支払っている感じがする

この認識のズレがある限り、出品してもスムーズに売れなさそうだなあと思います。

続きは次回に持ち越します。

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