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【研修の様子】「発達障害への対応力向上講座(1日目)」が開催されました!

本講座は、発達障害への具体的な指導・支援や関係機関との連携の在り方などについて学び、全校園体制で特別支援教育を推進するための資質能力の向上を目的としています。研修1日目の5月29日(水)はリアルタイム・オンラインで行い、幼稚園から小・中・高等学校、特別支援学校まで、校種を越えた28名の先生方が受講しました。

午前中には、講師に神戸女子大学の田中裕一教授を迎え、「子どもの“これから”を見据えた特別支援教育」というテーマでご講義いただきました。田中先生ならではの温かい語り口で、支援についての基本的な考え方からUDの視点を踏まえた授業づくりや合理的配慮まで、ご自身の体験も交えながら分かりやすくお話しいただきました。

午後からは、発達障害児者親の会・新潟いなほの会の沼田夏子様から、「特別支援教育における保護者との連携とかかわり」というテーマでご講義いただきました。親の会で事例検討会を始めた経緯や、事例検討会をきっかけに保護者や子どもが大きく変わったケースなどをお話しいただき、今後の支援の参考となる内容がたくさん詰まったご講義でした。その後のグループ協議でも活発に意見が交わされ、受講した先生方それぞれがこれからの指導・支援について考えを深めている様子が見られました。

講座2日目は、10月4日(金)に集合型の研修として実施します。講師には宮城学院女子大学の梅田真理教授をお迎えし、講義や実践発表、事例検討などを行う予定です。

受講者の声

〇発達障がいを持つ生徒との関わり方や対応の仕方に悩んでいたため、今回の研修がとてもためになりました。学校全体でもどのように対応していったらよいか困り感があったため、今回の研修で得たものを校内の先生方で共有し合い連携していきたいです。

〇社会が急速に変わり、教育観、子ども観も変化していく中で、私たち教育の専門家が専門家としての役割を果たしていくには、アップデートをしていくことが必要だと強く感じました。保護者の葛藤を受け止めつつ、信頼関係の中でよりよい方法を模索していけるよう、今後も研鑽を積んでいきたいです。

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