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日本テリアの救世主

JKCは毎年犬種別の登録数を毎年発表しています。過去20年ちょっとの日本テリアの登録数は次のとおりです。中々危機的な数字が今も続いています。

1999-156
2000-166
2001-178
2002-152
2003-152
2004-132
2005-74
2006-61

2007-52
2008-42  
2009-37  
2010-54  
2011-18  

2012-65  
2013-63  
2014-51  
2015-73  
2016-115  
2017-71  
2018-54  
2019-57  
2020-90  
2021-68  
2022-89
(出所: ジャパン・ケネル・クラブ ウェブサイト)

しかしながら、これでもまだ、比較的安定している方かもしれません。

ヘッダーの写真は、日本テリアのブリーダーだった(故)高原純さんとルイサ ゴンザレス デ カステホンさんによって自費出版されたであろう『日本テリア』の本のカバー写真です。

この本によると、1980年代中頃、繁殖に使える日本テリアのメスの数が、僅か50頭にも満たない水準まで減ってしまい、一部の有志の方が結束し、頑張って日本テリアの数を増やしだそうです。7年後(この本が出た頃)には、全部で400頭くらいまで回復したとあります。

この本が出版されたのは、1992年ですが、日本語と英語で記載されていますので、海外にいる日本テリアファンも意識して本を出版されたのですね。非常に志の高い方だったのだなぁと思いました。

また、その内容としては、日本テリアの歴史から始まり、犬種スタンダードなどのブリーダーさんが知るべき事はもちろんの事、飼い主さんの子犬の選び方、ドッグショーへの備え方など幅広く説明されています。

また、成犬の一般的特徴として次の様に書いてありますが、1点を除くとつむぎもピッタリ当てはまります。

  • 2歳を過ぎると非常に賢くなる

  • スポーティング・ドッグとしての行動性があるのに、室内では静かでガサガサしない

  • 抜け毛は、ほとんど無い

  • 体臭がしない

  • 車酔いしない

抜け毛問題に日本テリアは無関係とありますが、これに関しては、異論を唱えたいと思います。換毛期の抜け毛は、それなりに悩みです…笑。

高原さんは、ブリーダーとして日本テリアを絶滅の危機から救うだけでなく、質にもこだわってブリーディングされました。そのキュートな見た目にタマタカハラの日本テリアはファンが多い様です。


🐾🐾

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