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ポリコレを見過ごせば大難がやってくる

 「ポリティカル・コレクトネス、夫婦別姓? 別にデメリットなければ、因習めいたものはどんどん変えればよいのでは?」と考える人は少なくない。特に「進歩的」を自認する流行の先端の人たちは積極的だ。問題は、この流れが個人の自由の全くない「全体主義社会」につながる道かもしれないということだ。
 地球上に全体主義を広くあまねく浸透させたいという動きはロシア革命以降顕著になった。「全体主義」社会は小説『1984』で描かれていたような個人の自由のない監視・統制社会だ。人類は見えざる特権階級に搾取されるだけの存在となる。
 全体主義の実現に使われるのが「共産主義革命」。この革命の4つのフェーズの第1段階はDemoralization(おそらくモラル・道徳心の低下の意味で使われたのだと思う。モラールではなく。)と呼ばれるそうだ。元ソ連の工作員ユーリー・ベズメノフ氏の説明を聞くと次のようなものと考えられる。

<Demoralizationの目的>

「モラルや規律を失わせて、国とコミュニティと家族への帰属意識を失わせる工作活動。これにより、転覆対象国の団結力を削ぎ弱体化させる。」

 「共産主義」はイデオロギーが怖いのではなくて、組織と工作からなるシステムが恐ろしいという(※)。ポリコレや夫婦別姓を主導している人や組織をよく見て、彼らが目指していることが何なのかを見極めなければならない。

※アメリカのBLM運動の創始者の一部は共産主義の活動方法を叩き込まれた人達という。これは広く知られた話のようだ。


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