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日本の保守主義界隈で定着してる「ディープステート」「サイレントインベーション」などについて

トランプvsバイデンのアメリカ大統領選挙結果において、拡散された数々の不正選挙といわれる情報(説明は下記記事を参照)について保守主義の中で、それらの情報を拡散した人達に対して「陰謀論」と批判が噴出した。

そもそも保守主義の中で陰謀論というワードが流行ったのは今に始まった事ではない。よく考えて見れば「それってバレてんじゃん」っと突っ込みが入るネタを「ディープステート」や「サイレントインベーション」として保守系メディアや言論人により発信が度々されている。

詳しい説明は割愛するが「ディープステート」とは小児性愛者などで構成される闇の政府(影の政府)、「サイレントインベーション」とは静かなる侵略と言われている。

この「ディープステート」や「サイレントインベーション」という陰謀ワードが思考に刷り込まれ洗脳された保守主義の人達のアンテナに触れる強ワードが【中共(中華人民共和国)】【ロシア(ソ連)】【北朝鮮】である。

陰謀ワードの例

例えば、アメリカ大統領選挙中にTwitterではバイデンが小さい少女に触れている画像(下記の画像のような)が、まさに「ディープステート」を連想させるものだろう。

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「サイレントインベーション」も、ヒラリー・クリントン(民主党)の中共絡みの情報やバラク・オバマ(民主党)=親中と刷り込まれているので、何でも中国の絡みがあれば恰好のネタとされる。

そもそもバラク・オバマの対中政策は前大統領のブッシュを踏襲している(下記の資料参照)のだが…。笑

情報の中には何個か中共のサイレントインベーションはあるかも知れないが、全てを鵜呑みにしたら危険である。特に日本の場合は…。

日本の場合は、ほぼデマネタ

日本で言えば、過去に北海道を舞台にした中国映画「狙った恋の落とし方。」が、中国歴代興行成績1位を獲得した。

その影響は凄まじく「北海道が理想の土地」と言われるほどで中華圏(香港・マカオ・台湾・中国)からの訪日観光客が増加した事で個人や企業の投資(別荘購入や土地購入)が増えた。

映画ニュース 2010/2/16 9:48
中国で北海道観光ブーム!火付け役は中国映画史上最大のヒット作 アジアを席巻した超大作『レッドクリフ』(08)を抜いて、中国映画史上最高の興行成績を記録したスー・チー出演のラブストーリー『狙った恋の落とし方。』(2月20日北海道先行公開)。この映画のメガヒットを受け、今中国で北海道観光ブームが起きているという。実は、本作のロケ地が、網走、斜里、釧路、阿寒湖、屈斜路湖、美幌といった日本の北海道なのだ。(中略)本作の配給元が、北海道を代表する家具・インテリアメーカー・ニトリの子会社ニトリパブリックという点も興味深い。同社が映画の配給を手掛けるのは初めてとなるが、映画のクオリティも認めた上で、地元に根ざした「北海道活性プロジェクト第一弾」として配給権を取得。本作へ懸ける意気込みは相当なものだ。中国で日本への個人ツアーが解禁となって以来、中国人観光客は急増したが、『狙った恋の落とし方。』のメガヒットにより、北海道がよりホットなエリアとなったようだ。すでに北海道では、2月20日(土)より先行公開が決定したので、ますます熱く盛り上がっていきそう!

※ニトリは映画の配給元なので別荘販売は、この映画の影響を狙ったもので別荘販売中止は尖閣諸島衝突事件で日中関係を考慮してニトリ会長の指示で中止となった。(電話確認)

これを砂澤陣、小野寺まさる、有本香、青山繁晴、長尾敬、産経新聞など元政治家、現役政治家やジャーナリスト、マスメディアがネタにした事で保守主義界隈では未だに拭いきれないデマが定着して、一部で風評被害が起きてしまっている。

水源地・土地買収侵略ネタ元

日本の土地や水源地(北海道など)買収などのネタは渡瀬裕哉が理事を務める一般社団法人JCUの議長であり元幸福実現党初代党首で今も信者の饗庭浩明(直道はホーリーネーム)がネタ元である。(※砂澤陣の「北海道が危ない!」は2016年)

2011/01/1013:20 水(土地)の争奪戦 2 あえばハッピー!!のあえば直道です。先日、ブログ上で紹介した、北海道の水資源が、中国に狙われている件につき、昨日、フジテレビの「新・報道2001」で大きく、特集して取り上げてくれました。(中略)

お分かりになるだろうか?中国歴代興行成績1位を記録して未だに破られていない「狙った恋の落とし方。」公開から約1年後の記事である。また、その時「新・報道2001」に出演したのは小野寺まさるである。笑

その他に、チュチェ(主体)思想が日本の研究者や学者、大学教授、芸能人などに浸透してるのは中共の分断工作だ!等と、チュチェ思想から国民を守る会なる篠原常一郎(真ん中)や小野寺まさる(写真左)、仲村覚(写真右)が言っているが…

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広めていたのは幸福の科学もだったというオチだし、仲村覚は元幸福信者(幸福主催のトランプデモに参加。信者返り咲きとタレコミあり)という篠原常一郎に投げ銭した人の心中は穏やかでは無いだろう。

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私からすると「ディープステート」は保守主義が聞いたら失笑するレベルの日本の左派や自称リベラルの一部が「日本政府(自民党)を裏で操っているのは日本会議」と同じレベルだし、最早「サイレントインベーション」は保守系言論人や政治家の支持率集めのネタとなり果てている。

最後に

保守主義界隈で蔓延してるネタの多くは幸福の科学(幸福実現党)から発信されたものが多い。維新のチャイナマネーネタも幸福だ。

大阪維新の会の悪いウワサ 2012/02/24 21:04
大阪維新の会は、次の予定される衆議院選に300名ぐらいの候補者を立てるそうですが、これに要する資金の提供者が中国の工作員ではないかというウワサがあります。これは、支部の女性の方から聞いたことでまだハッキリとはしませんが、実現党の方からの情報のようです。支部の女性はウワサをすぐに信じてしまいます。

このようにカルト宗教から発信されたネタの可能性が非常に高いので鵜呑みにしてはいけない。

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