想像と分析と円滑なコミュニケーション
何かを想像
事象の分析
他者との円滑なコミュニケーション
これら三つに共通することは、「その背景を知る必要がある」ということ
「日本史が好きで授業も真面目に聞いていた」という人なら、もしかしたら覚えているかもしれない「国家総動員法」
自分が授業で聞いたときには、「国家総動員法」=「最悪の法律」みたいなイメージだった。
けれど、このイメージは戦後の人間が作り上げたものだと思う。
なぜなら、国家総動員法のせいで「多くの日本国民が犠牲になったり、不自由で貧しい生活を強いられたという結果」があるからだ。
では、もし日本が太平洋戦争に勝っていたらどうだったのだろう。
自分が思うに、「国民全員を戦争に関与させることで総力戦で戦う仕組み作りを行った、戦争勝利にとって不可欠な法律」という法律となっていたのではないか。
実際、第一次世界大戦中のヨーロッパ諸国は国民全員を戦争に関与させる総動員体制で戦争を行っており、その総力戦が20世紀以後の戦争のトレンドとなるということが予見されていた。
ある意味、今でいうDXと同じように、当時の最先端を取り入れた結果の「国家総動員法」なのではないかと思う。
「勝てば官軍。負ければ賊軍という言葉」は人以外にも当てはめられる言葉だ。
脱線をしたが、人間は自分から少し距離のあるコンテクストに対する想像力に乏しい。意識しないと目の前の分かりやすいものや結果だけで、すべてを判断してしまうものだ。
SNSだってそう。
たかだか140文字しか打つことのできないtwitterの文面だけを見て、その人の人格すべてを決め付けたように相手をののしるようなコメントをする。
ものごとの背景や結果の過程に対する想像力は非常に大事なことだと思う。
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