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#65 始まりは「ひらがなカッコいい!」【専門学校生・ウィリアムさん・アメリカ】

放送は▼こちらから▼聞くことができます!
https://stand.fm/episodes/66dd621f472cdb97eb15d22e

みなさん、こんにちは。『うれしい たのしい 日本語 さいちゃんねる』日本語教師の さいとう あきひと です。この番組は日本語を勉強している人と日本に関わるすべての人にお送りしています。

はい、今日は東京の専門学校で観光について勉強しています、 アメリカのフロリダ出身のリー・ウィリアム・ハムリック(Lee William Hamrick)さんに来ていただきました。 ウィリアムさん、こんにちは。
こんにちは。
はい、夏休み中の、お休みの時にありがとうございます。
こちらこそ。
先ほどちょっとご紹介したんですが、もう一度、簡単にウィリアムさんをご紹介すると、 アメリカのフロリダ州の出身で、2020年の12月に日本、東京に来たんですね。
はい、そうですね。
2020年といえばちょうどコロナウイルスの感染が広がっていた時でしたが、 うまいタイミングで来てくれてありがとうございました。
ありがとうございます。
本当はいつ来る予定だったんですか?
本当に10月に入りたかったけど。
ですよね。もともとは日本語学校で勉強していたんですよね。
あ、そうですね。
2020年の10月に来る予定だったけど、コロナでちょっとストップしていたんですよね。
そうですね。
それがちょっとだけドアが開いたから、その隙間(すきま)に来てくれたということですよね。
その時に日本が発表してて、あ、今は大丈夫ですよ、 次の日に私は飛行機に乗ってて、入国しました。
えー、本当に? じゃ、もう忙しかったですよね、その時、突然で。
そうですね。
ね。そして今は東京の専門学校で観光について勉強しているところ。
はい。
で、卒業がいつですか?
卒業は来年の2月です。
3月、2月?早いんですか?
3月です。
3月です。
そうですね。3月ですね。
でも勉強はだいたぢ2月でもう終わるのかな?
あ、そうですね。そんな感じです。
そうすると、なんかもうあと本当に少しですよね。 夏が終わって涼しくなってくると、だんだん卒業が近づいてきます。
そうですね。それ、楽しみにしてます。
あ、楽しみということは、ウィリアムさんもう就職が決まっていますか?
あ、そうですね。もう2、3か月前に決めましたから。
早かったですよね。 私がウィリアムさんに会ったのが今年の4月でしたから、その時にもう決まってたんですかね?
そうですね。その時に決まったばかりと。
すばらしい。
旅行センターで、そこで東急券の販売するとか、英語の翻訳のサービスも、これからやるらしいから。

で、ウィリアムさん、趣味が旅行ですよね?
はい、そうです。
旅行の話はちょっとまた後で、私が個人的にすごく知りたいので、後半のほうで聞きたいと思うんですけど、 前半のほうで今日は、趣味の旅行と就職のお仕事がちょうど一致(いっち)したということで。趣味と仕事が同じようなもので、それはウィリアムさんにとってよかったですか?
すごくよかったです。
あ、そうなんですね。 じゃ、そこの話をちょっと今日、前半で聞いていきたいと思うんですが、 ウィリアムさんが旅行してるのって、日本で旅行してるのが多いじゃないですか。
あ、はい、そうですね。
日本を旅行するのが趣味なんですか?
はい。
じゃ、他の国とかはあまり旅行してないんですか? 今まで。
えーと、実はいろんな国に行ったことがあるんですけど、やっぱりいちばん心に残ってるところは日本です。
へー、そうなんですね。 じゃ、その辺の話は後半でちょっと詳しく教えてくださいね。
はい。
はい。

で、なぜ日本で観光について勉強したいと思ったんですか?
えーと、そうですね。 2016年に初めて観光客として日本に来て、その時、すごくいい時間を過ごしてて、 その時に外国人向きの新幹線パスがあって、乗り放題みたいなパスで。 友達と鹿児島(かごしま)から函館(はこだて)までずっと新幹線乗ってて。いろんなところで、ちょっと試してみて「あ、そこが楽しそう、そこの名前がちょっと気に入ってる」みたいなところで、だいたい全部のことを見て、いろんな小さい村とか町とかも見て、 やっぱりここの交通とか乗りやすくて最高ですねと思って、 その時からずっと日本の旅行業界に興味がどんどん…
へえ。あ、そうですか。じゃ、旅行業界に興味を持ったんですか?
そうですね。もちろん自分の観光客の視点も大事と、交通機関の視点からも、「それは最高ですね、本当に世界一」みたいな。 両方、やっぱり日本がいちばん好きになりました。
あ、そうですか。じゃ、旅行してみて、これを、趣味を仕事にできるかなって思ったということですか?
そうですね。その時に「あ、私もなんか電車に関する、なんか、仕事ができたらいいなあ」と思ったから。それをやってから、自分の進路をちょっと計画を始めた。
じゃ、2016年に旅行し始めたときは、まだ全然留学はしてなかったけれど、日本で旅行関係の仕事をしたいと思って日本に留学してきたということですか?
そうですね。

日本語はそれまでに勉強してたんですか?
その時はあんまり話せなかったんですけど、飛行機乗ってる時にちゃんと辞書を見てて、やっぱり難しいよねーと思って、ほんとに単語ぐらいわかりました。
飛行機で辞書を見てたんですか? 日本語の?
そうですね、辞書と日本のトラベルフレーズ、いちばん人気のフレーズが書いてあって。
あー、へー、そうなんですね。
トイレはどこですか?とかいうやつ?
そうですね、水くださいとか、水くださいみたいな単語、簡単なフレーズも書いてあって。
へえ。「水ください」ってあのレストランとか、お店の。歩いてて「水ください」はないから。 あ、そうですか。でも、あの、ウィリアムさん、アメリカだと水は有料でしょう?
あー、たまに無料ですけど。
あ、そうなんですね。無料でくれるお店もあるんだ。
そうですね。
あ、へえ、ね、日本だと必ず無料だからさ。
確かにそれは本当に最高ですね。
あ、本当に? 水くださいとか。 レモン、レモンとか入ってるお店もあるでしょう? 最近。
そうですね、レモンとか、いろんな果物とか。
そうそうね、すごいですよね、無料で。 あ、そうなんですね。じゃ、その時は全然まだ日本語は勉強していなかったということですよね。
あ、そうですね。

あ、じゃあね、ちょっとその最初の話につながるかもしれないんですが、日本語を勉強し始めたきっかけはなんですか?
そうですね、それが別なこと、私の家でも、なんかいろんな日本人の留学生を、なんかホームステイのホストとか。
あ、えー。
その時は私はなんか3,4,5,6歳ぐらい。日本の高校生と大学生の人とコミュニケーションをとるために。
へー。
その時もあんまり何か単語ぐらいと、はじめまして、こんにちはぐらい。 留学生は、なんかひらがなのチャートを書いてくれて、私は全然読めなかったけど、なんか「字がかっこいい」と思って。
へー、そうなんですか。ウィリアムさんのおうちが、そういうお仕事をしていたんですか?
そうですね。ま、仕事というか、私の家はなんか、有名なフロリダの大学に近いから、なんかいろんな学生がいて。
へー。
私の両親の、なんか教会の友達、なんか家がちょっと小さいので、なんか空いてる部屋があれば、私の両親が「全然いいですよ」みたいなことを言ったから。
へー、あ、だからホームステイみたいな感じ?
あ、そうですね。
へー、え、それは、そこに日本人の学生さんが泊まってたってこと?
あ、そうですね、みんなはだいたい1年間ぐらい住んでた。
それは何人ぐらい泊まってたんですか?
えーと、4、5人ぐらいと。
同じ期間に?
あ、別の期間で。
あ、別の期間に、全部で。
あ、そうですね、全部、1人か2人ずつで、なんか留学生はその、ひらがなチャート書いてくれて、なんか侍(さむらい)と忍者の話ばっかり教えてくれたから「あー、それがすごい国だよね」 。 今、もう40代と50代の人ですけど、たまにコミュニケーションをとって、たまに会いに行くとか、なんか、3人は関東に住んでいるから、 神奈川(かながわ)と千葉(ちば)と茨城(いばらき)のほうに住んでいるから、たまに会います。
え、すごい、とても素敵(すてき)なエピソードです。
そうですね、ちゃんと、日本語を勉強するきっかけではないけど、それがなんか、ちょっとスパークかな。ずっとそれを思い出してて、高校生の時に日本に来る時にそれを思い出して、 あ、やっぱりもっと知りたいな、もっと勉強したいな(という)感じが強くなりました。 ま、それが自分の性格かもしれないけど、難しいから、もっとやりたかった。

ウィリアムさん、留学してもう4年ぐらいですよね。
あ、そうですね。
その中で、日本に留学して、やっぱり良かったなって思うことはあります?
そうですね。本当に良かったところは、ただ何回も飛行機に乗らなくていいので、ちゃんと住んでいるから、ゆっくりいろんなところに出かけるから。旅行だけじゃなくて、ここに住んでいるから、普通の日常生活も日本で送ることができるから、 本当にいろんな視点から、この国について学んで、なんか本当に、だいたい全部のことがわかるようになってきましたから、それが一番良かったことかもしれないですね。 観光客の時に、なんか、キラキラなネオンサインとか、見てないんですけど、なんか、現実的に考えてない。本当に苦しいところもあるとか、もう、ここに住んでいて、なんか、全体的に見えるようになってきた。外から見てるじゃなくて、もう日本の中に住んでいるから全部、中から見えるようになった。 日本の就職文化についても、ちょっと心配してる。 仕事の文化とか厳しい上下関係とか、そこにもちろん自然な疑問があると思うんですけど、 頑張って慣れたらいいなぁと思うけど。 アメリカだとそういう上下関係はないんですか?
そうですね、ほとんどないと思います。
あ、会社の中で?
ただの上司とかは普通の友達のようになる。 なんかその先輩後輩の関係もないし。
確かにアメリカの映画とか見てても、やっぱり日本の会社とはなんか、雰囲気とかも違いますもんね。
うん、その固い雰囲気が全然ないから、なんかすごく落ち着いてる感じ。
ウィリアムさん日本で就職してもうまくいくと思いますけど。
あ、よかったですね。 自分の国じゃないから、自分の考え方だけではないから、みんなが自分の個人で意見とかもあるから、 それをなんか、ちゃんとリスペクトしないと。
うん、確かに。お互いにそうですよね。 はい、ありがとうございます。

前半でいつもゲストの人に聞いている質問なんですけれども、 このラジオを聞いているリスナーの人にお勧(すす)めしたい音楽とか歌を一曲紹介してください。
そうですね、一番紹介したい人は、アーティストの名前は「VAULTBOY (ボルトボーイ)」という人なんですけど、 すごく好きな曲は「everything, everywhere」という曲なんですけど、本当に本当にお勧めです。 個人の友達だから、すごく心に近い曲です。
お、この人はウィリアムさんのお友達なんですか?
そうですね。本当に一番仲良く(している)友達です。 インスタとかでも載(の)せてるし、お互いにフォローしてるし。
なぜこの曲を紹介、お勧めしたいと思ったんですか?
特にその曲は恋愛の話ですけど、それだけではなく、自分の心の中の苦しみと悩んでいることも、 解決方法と解放される方法を自分で探してる。 だから、恋愛とデートと愛の話だけじゃなくて、 いろんな自分の悩みとかも同感できるから、 私も聞くときに、ああやっぱりね、その人は個人(的(てき))にわかっているから、その人の感じを誰よりもわかっているから、 すごく心に近いです。
お友達だから、曲がさらによく聞こえますよね。
そうですね。
じゃ、あの、VAULTBOY (ボルトボーイ)さんの「everything, everywhere」、 この曲が聞けるリンクを、この番組の説明のところに、リンクを付けているので、 ぜひ皆さんもそこから聞いてみてください。
ありがとうございます。

はい。今、私とウィリアムさんが話した日本語を『note』というウェブサイトに文字で書いていますので、 日本語を勉強している人は、それも見ながら聞いてみてください。 私のこの番組のインスタグラムのアカウントもありますので、 ぜひそちらも見てみてください。はい。じゃ、ウィリアムさん、日本語を勉強したきっかけとか、 なぜ日本で観光を勉強しているかなど、いろいろ教えてくれて、ありがとうございました。
はい、ありがとうございます。
はい、おもしろいお話でした。 後半のほうでは、いつから旅行が趣味になったのかなとか、 日本で旅行して、よかったところを教えてもらって、 みんながこれから旅行するときの参考にできたらいいかなと思っています。
わかりました。
はい、じゃ後半もお願いします。
お願いします。
じゃ、皆さんも聞いてくれて、ありがとうございました。 皆さんに、うれしい・たのしいことがたくさんありますように願っています。 体に気をつけて過ごしてください。 じゃ、ウィリアムさん、ありがとうございました。
はい、ありがとうございます。
はい、さようなら。
さようなら。
はい。

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