みんなの日本語第20課・文型分析まとめ(パワポ画面PDF付)
こんにちは【日本語教師になる】ももこです。
この動画は、日本語を教える人のための動画です。この動画では、日本語の教科書「みんなの日本語」の教材分析をします。文型を分析し文型に関する知識、注意すべき点などをまとめ、動画視聴後、適切な教案・教材が作れる知識を得ている状態を目指します。
今回は、「みんなの日本語第20課」をまとめます。
今回の動画は
● 第20課の概要と学習目標
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
②スタイル(文体)について
③ 各文型の解説
● この課でできる活動例
● 教師が知っておくべきこと
という内容でまとめていきます。
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みんなの日本語 第20課 概要と学習目標
●第20課の概要
この第20課では、普通体のスピーチのスタイルを通して、新しい活用「普通形」を学習します。
普通形を使った普通体の会話は、親しい間柄の相手と話す時に使いますが、国によってスタイル(文体)の使い分けが違うことがあるので、日本におけるスタイルの使い分けを理解してもらう必要があります。普通形と普通体の違いについては後ほど説明します。
親しい人と話す時に使う形として第20課では普通形を教えますが、初級では複文の従属節内で使用する形として「普通形」は非常に重要な活用です。確実に覚えてもらう必要があります。
普通体での会話の場合、疑問文と平叙文の区別が文字ではわからないため、文末イントネーションに注目してもらう必要があります。
この第20課では、普通体は
⒈ 動詞文
⒉ い形容詞文
⒊ な形容詞文、名詞文
⒋ 後続句を用いた文
の4つに分けて提示し、一つずつ確実に理解してもらうよう組み立てられています。
これらを踏まえ、
●第20課の学習目標
・普通形が作れる。
・文の丁寧体と普通体の違いがわかる。
・親しい人と簡単な普通体の会話ができる。
こんな感じでどうでしょうか?
皆さんはどんな学習目標がいいと思いますか?「こんな学習目標を考えました!」という、みなさんからのアイデアも教えて欲しいです。ぜひ、コメント欄で教えてください。お待ちしています!
● 文型
① ターゲットの文型を確認する。
この課で教える文型を確認します。
第20課では、練習AのA-2の文型が教える文型としてp.233の学習項目一覧に書いてあります。
学習項目一覧でまとめられている文は、
このターゲットの文型を文法説明風に書くとこうなります。
これまでに学習した「ない形」「辞書形」「た形」は普通形という大枠に入れられます。加えて「〜なかったです」が「〜なかった」という形になり、これもまた普通形の中に分類されます。このことを学習者に理解してもらいましょう。
その上で、後続句の普通体を一つずつ覚えてもらいます。
覚えてもらうことが多いので、私はこの第20課で覚えるべき内容をまとめた表を作り、プリントにして学習者に配布しています。
その表についても後ほど紹介します。
②スタイル(文体)について
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