人は善意で動いている時ほど難しい

民間団体の統計であるが発達障害を持つ18歳以上の一般企業(雇用保険の基準ラインである週20時間以上一般事業所など)への就労率は二割に満たない。
推移を見ても調査を始めた2003年より年々下降傾向。
社会認知による発達障害児増加の為かもしれないが政府による法整備などの取り組みや支援制度の充実などを鑑みても低い数値に思えた。
対して在宅(主婦、入院中を含む)が一割弱。
こちらも下降しており、良い傾向ではあるが一般就労の二割に対して高い数値に感じる。
LD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)を持つ息子を育ててきた私は学齢期(特に中学校)さえ切り抜ければ自立出来ると信じていた。
然しながら先輩ママや就労事業に携わる専門家の話を聞くと、そうではないと思うようになった。
最も高い壁は『就労』である。
様々な支援を受けながら小中高から大学までスムーズに進学し就職で躓く子どもは珍しくない。
事例を見ると知的の高いASDの子どもに多いのが有名大学から上場企業に就職しようとして筆記などの二次試験まではパスするのだが面接で落とされるケースや就職出来たとしても働き出して職場で周りと上手くコミュニケーションが取れず退社に追い込まれるケースなど。
診断があっても療育手帳を取得していない子どもには『あるある』なのだ。
現代社会は障害者就労が充実しており障害者枠で働く発達障害の人は四割弱と一番高い数値である。
上記のように一度挫折をしてから精神障害手帳を取得してオープンで働く人が増えているようだ。
私と息子の目標は『クローズで一般就労する』である。
前述したASDの子どもと息子の傾向は異なるものの二割に満たない数字の中に入ろうとしている。
中学時代後半から『支援をし過ぎない支援』に切り替えてきた私。
親や学校や療育機関などが支援し守り過ぎると『特別な子ども』になってしまう。
自己理解と社会通念が一致しない存在は社会からスポイルされる。
『社会(集団)の中で、どう自己を確立してゆくか』
これがキーポイント。
私は麓が見えるところまでやって来たつもりであった。
けれど、これから最も高い山麓へとチャレンジするところらしい。
頑張れ私!
タイトルは私が尊敬する先生が講演中に何気なく言った言葉。
「なるほどなぁ」と思った。
善意には『良かれ』『正しい』が前提としてある。
そこを疑うなどと云うことはない。
自分が善意から動く時はよくよく考えようと思った次第。

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