2023年11月16日電気銅相場改定情報
本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1290円/kg (+20円) 11/16
電気亜鉛 454円/kg (-3円) 11/15
N社ダライ粉 915円/kg (+11円) 11/16
海外市況(11/15)
外国為替レート USD/JPN TTS 151.66円/ドル
LME銅 現物 8169ドル/t +88ドル/t
先物 8254ドル/t +0ドル/t
銅在庫 184250mt +4925mt/前日比
NY銅、先物 371.75セント/LB +3.5セント/LB
LME銅建値計算トン 128.0万円/t現物
NY銅相場建値計算トン 128.2万円/t先物
<為替>
米10月小売売上高は予想上振れ、ドル買い再開 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円06銭へ下落後、151円42銭まで上昇し、151円38銭で引けた。
米10月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想以上に鈍化したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了観測が強まり一時ドル売りが加速。
しかし、米小売売上高が警戒された程悪化せず、NY連銀製造業景気指数も予想外のプラス改善を受けて景気が底堅いとの見方が広がり、長期金利が上昇に転じドル買いが再開。
また、欧州通貨安で、ドル買いが強まった。
<株式>
NYダウは163ドル高、ソフトランディング期待 米国株式市場は続伸。
ダウ平均は163.51ドル高の34,991.21ドル、ナスダックは9.45ポイント高の14,103.84で取引を終了した。
10月生産者物価指数(PPI)が予想以上に鈍化したため利上げ終了観測を一段と強め、寄り付き後、上昇。
ディスカウント小売のターゲット(TGT)の好決算や比較的堅調な小売売上高などを受けソフトランディング期待を受けた買いが強まったほか、中国が不動産セクターを対象に追加支援を検討しているとの観測や
米中首脳会談を受けた関係改善が国内企業の売り上げ増につながるとの期待を受けた買いも手伝いダウは終日堅調に推移。
一方、長期金利が上昇したためハイテクは伸び悩み一時下落に転じるも底堅く推移し終了した。
セクター別では、食・生活必需品小売や自動車・自動車部品が上昇した一方、小売が下落。
<米原油先物>
下落で76.66ドル、時間外取引で一時76.31ドルまで値下がり NY原油先物12月限は下落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.60ドルの76.66ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは76.31ドル-78.77ドル。
アジア市場で78.77ドルまで買われたが、米長期金利の反発を意識した売りが入ったことで反落。
需要減少の懸念はないものの、米国市場の後半にかけて売りが優勢となった。
通常取引終了後の時間外取引で一時76.31ドルまで値下がり。
<NY金先物>
伸び悩みで1964.30ドル、米長期金利反発を意識した売りが入る NY金先物12月限は伸び悩み。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-2.20ドルの1964.30ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1958.80-1979.20ドル。
米国市場の序盤に1979.20ドルまで買われたが、米長期金利の反発を受けて1958.80ドルまで反落。
ただ、その後は押し目買いも観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に1964ドルを挟んだ水準で推移。
<所感>
LME電気銅先物相場は8200ドル台まで回復しました。
米国経済指標が軒並み予想を上回っていることからFRBの金融引き締め懸念が無くなり上昇相場となりました。
PPIは2020年以来の低下幅でインフレ圧力が経済全般で和らぎつつある兆候と捉えられます。
主にガソリン価格の下落が寄与しているようです。
銅在庫も徐々に増えてきております。
銅価格下落については、中国経済状況や地政学的リスクなどありますが、底堅いイメージがあります。