暇なんて本当はないんじゃないか
家にいるとき、何も本ばかり読んでいるわけではない。
ただ、○○ばかりしているという点は変わらない。
自分はただぼーっとしたり、ゴロゴロ寝たりができないらしい。
そういう時間は若い頃に使い切ってしまったのかもしれないし、老後に貯めこまれているのかもしれない。
使用済み切手の整理ばかりしていたり、喫茶店をはしごしたり、METALLICAのライブ映像ばかり観たり、週末のピントは大抵何かに絞られている。
多趣味といえば聞こえはいいが、要は移り気で熱しやすく冷めやすく再加熱しやすい性分なんだろう。
芸術鑑賞もします、というとなんだかいよいよお高く留まっている感じがする。
しかしnoteのアートタグの記事をつらつら眺め、慌てて閉じてしまった。
私にはあんな崇高な精神はない。
言葉にできない何かが湧いてくるのが好きなだけで、それを言語化したり分析したりができないのだ。
それこそ、ただぼーっと楽しんでいる状態。
芸術鑑賞が好きです、とは口が裂けても言えない。
なのでここでこっそり、声に出さずに好きだと書いておこう。
特に映像作品が好きだ。
そうしてただぼーっと、口を(時にはあんぐり)開けて眺めていられるアートアニメーションを以下に張り付けていく。
あえて説明もつけない。
見ている人が私と同じ状態になりますように。
※邦題不明だったものは直訳
「人知れぬ涙」(カルロ・フォーゲル/Carlo Vogele)
「隣人」(ステパーン・ビリュコフ/Stepan Biryukov)
「失われた朝食」(キューライス/Q rais)
「晩餐会」(ガリー・バルディン/Garry Bardin)
「雨の夜」(ヴァレンチン・オリシヴァング/Valentin Olshvang)
「見捨てられたクラブ」(イジー・バルタ/Jiri Barta)
「家での静かな一週間」(ヤン・シュヴァンクマイエル/Jan Svankmajer)
「話の話」(ユーリ・ノルシュテイン/Yuri Norstein)