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ジャケット制作とこれまでのこと

こんばんは。
先日から販売開始しました、NightOwl初のCDアルバムのジャケットを描かせて頂きました、雨夜憧です。

自分の好きな「絵を描く」ということで
みなさんに何かを届けられることを喜ばしく感じています。みなさんの想像してる何十倍はきっと喜んでます。やったー。

今回はその、ジャケットのお話をしようと思います。

グループで初めて出すCDアルバムのジャケットを描くのは、普通では経験できないことだと思います。
描くことが決まった時とても嬉しい反面、実はプレッシャーもありました。
「三人とみんなの一年間と全ての曲を詰めた大切なアルバム」のジャケット。趣味の「お絵描き」ではないからです。


昔の話になるのですが、
元々小さい頃から絵が好きでした。
幼稚園の頃から、外遊びよりは絵を描くことの方が楽しかった記憶があります。

高校生のとき、アイドルという仕事をしている人に出会って応援するようになって、私もそういう人に元気を与える仕事に就きたいと憧れるようになりました。

その時点で、アイドルは自分には無理だと決めつけていたから、好きな絵を活かして「間接的に」人に元気を与えられるアニメや漫画、映画等の制作に携わる仕事がしたいな、と考えるようになりました。

でも、いざ進路を決めるとき、美術系の学校に進んでちゃんと学びたいって両親に強く言い切れなかったんです。
成功するか分からないとか、今まで両親が自分にかけてくれた学費が無駄になるとか、ぐるぐる考えてしまって。

アイドルは自分には到底無理、絵の道も成功するか分からないし無理、自分で決めつけて自分で色んな道を一度閉ざしたんです。
決めつけというか、怖かったからできないことに言い訳をつけて正当化したんです。

自分のやりたいことが少し見えた時、それに向かう代償で今までの時間やお金や環境が無駄になるかもしれない、成功するか分からない、いつまでそれをやりたいと思えるか分からない、たくさんの不安で動けない。
今まで少しでもそんな気持ちを経験したことがありませんか。私はそんな気持ちの繰り返しでした。

今となってはこうして、みなさんの前に立たせてもらっているのですが、
一年弱前、活動が決まって大阪に飛び出したものの、不安な気持ちも、言い訳する弱い心も全部連れてきた昔の自分は、今の自分から見たら甘えん坊の子どもに見えて少し可愛いくらいです(これは皮肉)

いおは歌、りのんはダンス、
あれ、私って何も無い!が活動の始まり。

何も無いとは言うものの、
「誰かに元気を与えたい、誰かが頑張る糧になりたい」って気持ちの強さだけは、最初からどこのアイドルさんにもメンバーにも一度たりとも負けたことがないと思ってます。
だからその気持ちをステージで出せるように弱い自分と向き合って毎日歌やダンスの練習をしてきました。

アイドルとかステージに立つ人間が、ただ立つだけでは誰かを本当に元気にできるはずもなく、頑張ったり、日々の多くの時間を練習に当てるのは当たり前のことなのですが、

「気持ち」があれば何かできるんだ!ってみなさんが希望を持てるようなことをしていきたいと思っています。
なので、歌やダンスでも伝えられるように頑張ることは勿論、絵を好きな気持ちも諦めないです。


何かしたい「気持ち」、何かを好きな「気持ち」、
例えば、ダイエットをして綺麗になりたい気持ちや、好きなスポーツを上手くなりたい気持ちでも。そんな気持ちが、まだ見つかっていなくても。
私はそんなみなさんを一番に応援したいし、そんなみなさんの頑張る糧になれるように活動していきたいです。一緒に越えていきたい。


そのひとつが、今回のジャケットの絵でした。
NightOwlだから梟だ!というだけではなく、たくさんの意味を込めました。

梟の広げた羽根はまだまだ飛び続けたい気持ちと堂々とステージに立つ意志を。
その他を細かく見て頂くと、
花は少しずつ形を変えていて、過ごしてきた環境も性格も全然違うメンバー三人をイメージしています。
首に下がった時計の針は、19時28分。
お披露目の開演の少し前の緊張していた始まりの時間に、自分が何度も楽屋の時計を見ていたこと、緊張でうまく笑えていないメンバーの表情、今でも鮮明に覚えています。
みなさんとたくさん笑ったキラキラした時間も、崩れそうに悔しかった時間も、全て背負ったまま、この先も飛び続けたい。様々な意味を込めた一枚です。

歌詞カードの中は、メンバー全員でたくさん話し合って、曲ごとのイメージからデザインを考えたり、写真を選んだりしました。
意味の無い部分が少しもないアルバムです。

たくさんの方に届きますように!


あまや手書き

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