とりとめもない話

※これは東京のイベントで配布した、怪しい茶封筒に入っていた手紙の一つを再現したものです。

どうも、禍話をやっている中年男性、かぁなっきです。最近は職場のストレスなのか何なのか、白髪が酷くなって (親父から受け継いだのですが) 困ります。
昨今は新たな作り手がどんどん出てきて、ホラー文化も順風満帆!みたいなネット記事を散見しますが、これは孔明の罠というか、怪物マチコミお得意の持ち上げて落とすやり方なので私は常に戦々恐々としています。毎日目が覚める度に「ほら見たことか」と言わないで済むように願っています。
それはそれとして、最近私がやろうかなぁ、と思っているのがインターネット怪談だったり、その前の世代の都市伝説として消費されていた怪談話だったりの考察というか翻案というかリ・イマジネーションというか……まぁ言葉は何でも良いというか、やってから付いてくるのかなあという気はしますが。
この手の話というのは朝里樹先生の著作によって概略を知ることが容易になった反面、事典の項目として簡潔にまとめられた事による怪異の卑小化みたいなことが受け手によっては起こりうるんじゃないか、と思うのですね。絶対に私の考え過ぎですけど。
ですから、妄想というか魔改造というか、装飾と言われても仕方のないレベルで解釈を施して、いちいち忌まわしいものにしてから、改めてネットの海に放り投げるというような事をしたら面白いんじゃないか。
そういった内容を、いま加藤君の猟奇話をやっているような枠構造で……つまり、地頭の良いドS かつ破天荒な言動のお姉さんが喋っているような形式でお届けできたら……聞き手については考え中ですけど……と考えています。
ってこれ、禍話と何の関係もない話でしたね。申し訳ありません。
禍話に関しては、何だろう……俺の健康状態とか親族の健康状態に問題の起こらない限りは永遠に土曜の夜十一時にやり続けるお喋り、という認識なので、今後どうする、みたいな展望は特に無いんですよね。持続することに意味がある……多分、きっと、おそらく……みたいな。
そりゃドラマも漫画も素晴らしい出来でしたので、続編が来たら良いなとは毎日思っていますが、商業というのは四十のおっさん一人の我儘では成立しない、色々と制約のあるものですからね。だからこそ挑む価値があるものだとは思いますが。
将来の夢について。名前を出すと申し訳ないので誤魔化しますけど、今まで携わった表現者の皆さんとガッツリ組む、みたいな本が 同人でもいいので 出せたら最高だなぁと思っています。ザックリとした目標ですが、当面はそういった思いを持ちながら毎週怖い話をしたい所存です。
あ、まだ余白がありますね。困ったな……あ、そう言えば「なんで毎週放送できるんですか」みたいな質問を定期的に受けているので、今一度、此処で返答しておきます。
「この世の中は怖いことだらけだからです (お化け的な意味で) 」

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