台風に沖縄知事選

 今日はこの四国も大荒れの天気でした。

 おととい29日はあまりの静けさに、台風慣れしたぼくでさえ「本当に台風はくるのかえ?」と思ったのですが、しっかり台風は来ました。30日の朝になった途端に暴風雨になり、一気に川の水が増水。すぐ前にある山が見えなくなるくらいの雨でした。

 昼過ぎにピタッと止んだと思ったら、今度は逆向きの風とともに再び暴風雨。で、夜になると、おぼろながら月が見え始めました。こんなに急襲した台風、あっという間に去っていった台風、見たことないです。

 政治の世界でも、今日は沖縄県知事選で新基地反対を唱える玉城デニー氏が当選しました。沖縄の政治状況を話すにはあまりに知識が不足しているぼくですが、約150年前の琉球処分、もっと言えばその前から続いていた薩摩藩による収奪、戦争中の地上戦と戦後27年間続いた北緯29度線から南に敷かれたアメリカの軍政、日本に復帰してからも続いたあまりに不条理な基地負担などなど、数百年に渡って外からの収奪・搾取に苦しんできた沖縄の現状をみると、大きく一歩を歩みだしたように思えます。

 もとより魑魅魍魎な政治の世界です。また彼の地には数百年にわたる構造的な差別の構造があります。おいそれと解決するのは無理と思われても仕方ないでしょう。ただ一つ願うのは、沖縄の人たちが自分たちで思うとおりの社会を築いていくこと、そしてこれ以上の外からの収奪を許すことがないようになることです。

 台風に政治。きょうはなんか疲れた一日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?