ユーミン 悲しいほどお天気


Lyrics : 松任谷由実  music : 松任谷正隆
Drums : 林立夫
Bass : 高水 健司
Electric guitar : 鈴木 茂
Acoustic Guitar : 松原正樹
Keyboards : 松任谷正隆
Percussion : 斉藤ノブ
Vibraphone : 大井 貴司

Produced : 松任谷正隆
Directed : 下川辺晴三
Recorded & Mixed : 森本八十雄
Recorded at  ONKYO HAUS 1st & 6th スタジオ
Recording date : 1979.9〜10
Photography : 沢渡 朔

6月になると聴きたくなる。「雨のステーション」でも感じられる情景としっとりとした空気感が心地よい。
アコースティックギターとキーボードとヴィブラフォンが美しい。

※「ルージュの伝言」より
内容もね、私小説だと思ってる。
「悲しいほどお天気」っていうタイトルはね、絵の学校に行ってた頃の思い出。
映像としては、子供のころよく青梅のほうに遊びに行ったり、ドライブしたり、秋川渓谷なんかに行ったりとかしたのよ。五日市の方を通ってね。そのころの映像だと思う。
それからたまたま聞いた話で、ラバーズ・レーンっていうのが玉川上水にあったんだって。恋人たちの小道っていうの。レーンって、雨と道をかけてあるわけ。
津田塾大学の女の子と一橋かなんかの学生がその玉川上水であいびきをすると道に木漏れ日画雨みたいに降りそそぐというのでそういう名がついたらしいんだ。昔の学生の、昭和初期のころの女子学生とか男子学生の歩道ね、ロマンティックな感じじゃない?
玉川上水って、子供のころよく走ったんだ。立教のころも生物の時間とかに行ったことがあるの。
これを絵のがっこうにすると武蔵美になっちゃうのね。私が通った多摩美ではないんだけど、ああいうところで写生するといいなあって感じたの。
つたなんかがワーッってさがているところで、キャンバスを立てて、イーゼルとか立てて描いてるのって印象派の感じがするでしょう。光と影の絵って感じじゃない?
だからこの曲は、印象派の絵を描いている学生たちを印象派でとらえている絵みたいな曲。
絵の中の絵、写真の中の写真。そのキャンパスを除くと印象的な上水の絵が描いてあって・・・。

一刻一刻うつろう水と風とか、光りとかをパッととめちゃうってところが好きなの。





#悲しいほどお天気 #Yuming


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