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やりたいことの見つけ方

「やりたいことをやろう。行動しよう。」などと言うアドバイスが世の中に溢れる一方、そう言われてもやりたいことがわからない人が多いのではないでしょうか。

この記事ではそのような人を対象に、

  • やりたいことの掘り起こし方

を提案します。
なお、この記事での「やりたいこと」には、人生の意味といったような深遠なものだけでなく、日常の小さな欲求も含みます。

やりたいことの掘り出し方

①自分が無意識にかけている制約に気付く

本当はやりたいことの種はすでに自分の中にあるものの、半ば無意識に消してしまっているだけという考え方です。なぜ消してしまうのかというと、新しい行動に伴う不快感を避けるため、あるいは過去に刷り込まれた他人の価値観によって悪いことなのでは?と思ってしまうことが考えられます。

このような自分がかけている無意識の制約に気付くには、以下の質問を投げかけてみてはどうでしょうか?
一旦過去のことは忘れて、
「何でもできるなら本当は ~したい/したくない が、
(理由)のためにできていない。」

例:

  • 本当は同僚に気さくに話しかけたいが、邪魔になってしまうのでは、変に思われるのではないか、などと思ってしまう。

  • 本当は習い事を始めたいが、今更やっても遅いのではないかと思ってしまう。

ここであまり思いつかなくても問題ありません。そのような方は、次に紹介する方法を使ってみて下さい。

②新しい行動をとっていつもの行動と評価・比較を繰り返す

これは「やりたいことは、特にない。」という人であっても、何か具体的な状況に直面すると今まで自分で認識していなかった好み・やりたいことが自然と現れてくる、という考え方です。

極端な例かもしれませんが、
「食事に興味がない。」という人でも、晩御飯が毎回コーンフレークだと、「それはちょっと。」と感じるかもしれません。

この場合、何らかの基準・好み(「"それなり"の晩御飯は食べたい。」)があって、コーンフレークがそれを満たしていなかったのですが、その基準を自分では認識できていなかったために、「興味がない。」となったのではないかと考えられるのです。

したがって、まず何か新しい行動をやってみて、普段の自分の行動と比較し、良かった方を選択し続けることで、徐々に自分の望む生活に近づいていくという考え方です。
ここで注意しないといけないのは、行動する前/行動中/行動後でその行動に対する評価が変わりうるということです。

例えば、休日をYouTubeを見ることに費やす場合だと
(行動する前)やることもないので暇つぶしに

(行動中)楽しい

(行動後)一日無駄にしてしまったなあ
と感じるかもしれません(※当然個人差があります)。

あるいは反対に、旅行に行く場合だと
(行動する前)準備が面倒だしお金かかるなあ

(行動中)疲れた

(行動後)旅行に行って良かったなあ
という場合もあるでしょう。

このように行動の前と後では、行動に対する評価がまるで逆になることがあるので、(気乗りしなくても)新しい行動をとる→評価してみる ことが重要です。

まとめ

①自分が無意識にかけている制約に気付く
②新しい行動をとっていつもの行動と評価・比較を繰り返す

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は実際にやりたいことへ一歩踏み出す際の不安を乗り越えるための具体的なワークを紹介します。

参考図書:


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