N3と事業報告書

N3は維新足立康史議員の兄君が運営するNPO法人です
主にインターネット広告事業を収益としているそう
代表理事が兄君、その他音楽家だという女性とフリーランスのウェブデザイナーの男性の2名、計3名が理事となっています
就労支援B型作業所で、利用者さんは2級と3級の精神障がい者さんです
現在、フルリモートでの作業で通所はしていないとのこと
HPはこちら
NPO法人N3

関連会社もあります
株式会社データトラストといい、広告代理店業務のようです
同じく代表は足立康史議員の兄君、健史さんです
HPサイトはありません
その代わり扱っているGoogleビジネスプロフィールサポートアプリケーションのmapbizのサイトがあります
N3もmapbizもプライバシーポリシーの記載がありませんが大丈夫なんでしょうか
データトラストの財務状況は公開資料が一切ないので不明です

さて、N3の2021年度事業報告書を見てみましょう






活動計算書が2頁・貸借対照表・計算書類の注記・財産目録です
本来は10頁ですが、住所等個人情報もあるため除外しました
気になる方はHPからPDFがダウンロードできます
すいません…やっとサイトと繋げるのを覚えたんです……
B型作業所って何だっけってくらい、オシャレなHPですよ

計算書類の注記を見てみましょう
固定資産の償却についての記載です
今年度は固定資産の取得も減少もないようです
あれ?有形固定資産だけですか?
colaboでも少し触れましたが、無形固定資産であるソフトウェアも償却の対象になります
バージョンアップなどで型落ちしてしまうこともあるからですね
販売目的だと3年、自社利用は5年で定額法です
償却しなくていいんでしょうか
期末取得価額は増減がないので前年度の繰越と同じでしょう
減価償却累計額が今年の償却額で6,904,481円、期末帳簿価額が償却後の価額で10,597,195円です
貸借対照表と一致しますね
活動計算書の減価償却費は3,601,766円です
償却価額が一致しません
計算より多いなら無形固定資産分とも言えますが、半分近くに減っています
どういうことでしょうか
13期貸借対照表も見てみましょう

有形固定資産の期末取得価額と金額が一致しません
今年度の増減はないはずですが、どういうことでしょうか
しかも有形固定資産のどの項目も一致しません
何故でしょうね?
無形固定資産であるソフトウェアの金額も違います
ってか3,000,001円って全額償却1円と今年度新規取得分じゃないの?
14期で減ってるのは償却だと思われるので……
いや、なんで計算書類の注記に記載しないの
それに初年度は月割りです
年度末ギリに取得したんでしょうか

人件費を見てみましょう
HPには記載のなかった監査役の監事も含め、4名とも報酬受取期間が無しとなっています
ほぉ…
無償ですか…
では、活動計画書の経常費用・事業費・人件費を見てみましょう
人件費は13,773,613円です
これは事業実施状況の利用者工賃と一致しています
利用者さんに支払われた給与ですね
月に47,000円を越えたと記載があるので、計算してみましょう
47,000円×12ヶ月=564,000円
13,773613÷564,000=24…
利用者さんは24名かな?
スタッフはHPによると31名で、2級22名、3級6名、手帳なし3名です
……人数が違うんじゃない?
まぁ、好意的にみて手帳なしが補助をする職員だとしても、4名分はどうしたんでしょう
不思議ですね
管理費部門にも人件費があります
人件費23,870,000円
これは事業実施状況に職員給料手当として書かれているものですね
事業報告書10頁に『社員のうち10名以上の者』として代表理事を含む10名の記載があります
NPOには10名以上の正会員(社員)が必要です
だからその名簿ということになります
ここでの社員とは一般でいう会社員ではなく、議決権のある構成員です
一般でいう会社員が職員にあたります
さて…何名職員がいるんでしょう
スタッフと正会員名簿以外にはどこにも記載はありません
不思議ですね

あとは気がつけば追記しましょうか
ここまでお読みいただき、ありがとうございました







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