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濃霧と水中

言い訳させて。力作なんだよ
本当に力作なんだけど、これ、数か月前に書き始めたノートなのね
濃い時間過ぎて書ききれない間にめんどくさくなっちゃってさ。未完成だけどはらせてください





トプ画は関係ないよ。ついでにタイトルもノリで決めたよ。

無事に今月も月の物を向かえている。腹より下が鉛のように重く、体内時計が完璧に作用しなくなる。10時頃寝て2時に目が覚めて、そっから一睡もしていない。いいんだ。別に明日は月曜日で予定はほぼない。たったひとつだけある授業も飛んだところでもう落とさない。最終講ですもの(出るけどね)
外は濃霧だって。Twitterで見て、窓の外を見たらなるほど外が真っ白。窓を数センチ開くとちょうどスケートリンクのような空気が入ってくる。歩きたい衝動はあるけど立ち上がる元気はない。しかし眠たくもない。
お金がない。なくはない、でも今月の残りの予定を踏まえてしまうとカツカツだ。本当なら暴食がしたい。しかしお金がない。太陽が上ったらクレープを焼こう。
そんな中、昨日予想外の出費をしてしまった。「水中、それは苦しい。(以下水中)」のライブに行ってきたのだ。
そもそも私と水中の出会いは確か高校生くらいのときで、確かちょうど「保育園落ちた、吉田死ね」のMVがでた辺りhttps://youtu.be/Y7Cn9ye5xHk
(2年前だから高校生だね。嘘はついてない)
なんとなしにYouTubeのおすすめで見つけて「なんかやべーものみつけた」という感想を持った。詳しい衝動は割愛。で、数曲聞いて、その数曲を好きになった。それだけ

え、それだけ?

まあ言い訳をさせてくれ。会場が湯田オルガンズメロディだったのだ。我々山口大学生の住んでいる地区は非常に交通の便が悪い。ライブハウスは基本的に宇部か周南であり、お金も時間もわんさかかかる。正直それなら行ってなかった。しかし今回の会場は湯田温泉。徒歩30分チャリ10分。もちろん無料の交通費。しおちゃん、いくしかなくない?wowwow?となった私は、早速グループラインにて一緒に行ってくれる友人を募った。誰一人として捕まらなかった。ついでにこのライブのことを教えてくれた古着屋のお兄さん(ライブ出演者)の名刺を紛失してしまったこともあり、行きたいのは行きたいが踏ん切りがつかないことになってしまったのだ。
そして2週間が経過し、その日は1日アルバイトだった。7時終わりの8時間労働。アルバイトが終わって外に出た瞬間に、その日湯田に水中が来ていたことを思い出す。聞いていた水中の出番にはまだ間に合う。ぐらぐらと心が揺れる。一回ライブハウスの前を通りかかる。出番終わりと思わしき古着姿の一団がたばこをふかしながら入り口前でたむろしている。

怖えぇよ

いやしってるよ?私もいっぱしの出演者なので出番終わりのおしゃべりが一番楽しいの知ってるよ?でも、はじめて行くライブハウスの前で人がたむろしてたら怖いやん?あとなんで音楽関係者みんな古着好きなん?セットなん?
あわてて近くのコンビニに駆け込んでイカチップスを購入し現実逃避。お腹を適当に満たしたところで母親から電話がかかってきた

「え、いいじゃん。いってきなよ」

あの過保護な母親がライブハウスに行くことを薦めた…!?だと…?となり衝撃が走る
ふと思い返す。私もいっぱしの出演者なのだ。軽い気持ちで見に来てね~と言ったライブに初めて見に来てくれるお客さんは、もしかしたら凄まじい葛藤をして見に来てくれたお客さんかもしれない。見に来てね~と言うからには私が怖いからという理由でライブハウスを避けてはいけない気がする。一人でも、だ。お金なんかよりも目当てのライブがチャリ圏内である方が珍しい。いけ。行くんだ。
目を合わせないようにしながら道を歩く。集団をスルーし入り口をなんとかくぐり抜け、受付で「当日です…」と伝えておとなしく4000円を出す。ドリンクチケットを受けとる。




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