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みんなのネオキャリア論(54)優しい人は搾取されるワケ

みなさんおはようございます。孤独のサイコマンです。

きょうは「優しい人」がなぜ損をするのか?というテーマでお伝えしていきます。



子供のころから「人には優しくしないとダメだよ」とよく学校の先生や両親に言われたと思います。

もちろん人間として最低限のマナーやルールは守らないといけませんが、他人にやさしくするということを無条件に行うと残念ながらその人は搾取される側に回ります。



なぜ優しい人が搾取されてしまうのか?その理由を3つにわけてお伝えします。

①優しくしてしまうと相手がモンスター化する

一つ目は優しくすると相手がモンスター化するからです。


心当たりがある人が多いと思いますが、子供ならば親に甘やかされると礼儀のわからないバカな大人になり、社会人で苦労することになります。(お金持ちならそもそも社会人になる必要もないのですが)



また、彼氏に対してよく優しくして尽くす女の人は大体「ダメンズウオーカー」になるといいますよね?最初はそこまでダメ男ではなかったのですが、だんだん金を貸したり、暴力をふるったり、会社をやめたり・・・・どんどん地獄に落ちていく男をつくってしまうパターンです。



また、社会人でもパワハラを受けやすい人は「優しい人」です。たとえば、新入社員であってもゴリゴリのマッチョで体もでかいならば、いくら年次が離れた上司であってもうかつにパワハラを続けることはできません。「反撃をされる可能性がある」からです。


結局のところ、人間も動物なので、反撃されるかどうか?自分にとって恐怖を与えられる対象となりえるのかどうか。という点でしか物事はみていません。ですから、人にやさしくとっつきやすい人というのは、逆にいえば、戦略的な生き方をしていないと、ただ、甘えられて増長されて、なめられて、搾取されるということになります。



世の中たくさんいい人はいますが、こういう人たちはきちんと相手に付け入るスキを与えずに最低限の壁をつくりつつ、それでもいい人としてふるまっているのです。それができるならば、他人にやさしくしてもいいですが、それもできずにただ、他人にへりくだって気を使って優しくしているだけというのは利用されるだけ利用されてあとはポイ捨てされるだけです。



それは会社でもあっても家族であっても恋愛であっても、投資であっても、サークルであってもなんでもそうです。


ですから、優しくするのは本当に信頼できて、あなたを大事に思ってくれている人だけにしなければいけません。むやみやたらに優しくするというのは八方美人であり、あなたを追いつめるだけです。



②仕事の負荷がかかりやすい

2つ目は「仕事の負荷がかかりやすくなる」ということです。
優しい人は色々なことを頼まれやすくなります。


仕事であっても、業務の負荷がもちろんかかりやすく最近の私の会社の事例でも、みんな頼みにくい人よりはもちろん頼みやすい人のところにお願いをするわけですがから必然的に仕事量は優しい人が増えていってしまいますよね?



結果的に、うちの部署では優しい人間が2人過重労働でやめてしまいました。管理職は面倒くさがって、仕事量の配分など改善させず、そのまま体調を崩し、やめてしまったのです。



このように、優しいというだけで、結局みんなのお願い事を全部聞いているうちに自分で自分の首を絞めることになってしまったケースです。



また、面倒くさい案件もふってくることが多いです。
大型プロジェクトとか、確かに達成すれば評価が高まることもあるかもしれませんが、逆にだれがやっても一緒でそれほど評価されないけれど、業務量だけは多いということってあると思うのですが、

それも結局、断らなさそうな人を狙い撃ちにして仕事をふられることが多いです。


私は過去はすべて引き受けてきましたが、あまりにも理不尽な負担量だったので途中からは仕事を引き受けるのは取捨選択をするようになりました。



自分の体を壊してしまったことが大きいのですが、恐ろしいのは誰も私がいなかったかのように日々は動いていくということです。ここが大事なのですが、あなたがいてもいなくても会社というのは回っていきますので「私がやらないとみんなに迷惑が・・」みたないか考え方をする人がよくいますが、そんなことは絶対ないので、体調悪かったり、メンタルやられたらとっとと休んでください。



残酷ですが、代わりの人間なんていうのはいくらでもいますし、そんな代替がきかない人間というのはそんなにはいません。みんな自分のことで精いっぱいで他人のことまで考える余裕はないという大前提を決してわすれてはいけません。


③騙されやすい

最後は優しい人は「だまされやすい」ということがあります。



世の中は詐欺に満ち溢れています。最近の事件を見ても、

高利回りをうたった投資商品を売りつける「投資詐欺」、「俺だよ俺」といって高齢者に親族を語ってお金を振り込ませる「振り込め詐欺」、外国人が婚期を逃した中年女性を狙ってあたかも結婚する気があるように装ってお金をだまし取る「ロマンス詐欺」・・など詐欺という名前がつく事件だけでも年間とんでもない金額がだまし取られています。



これは、いうならば、「人の善意」に付け込んだ悪者の行為といってしまえばそれまでですが、一方で、「ただ優しい人」だけではこのように、付け込まれて、多額の金をだまし取られる恐れがあるということなんです。



また、詐欺とまではいきませんが、投資信託や不動産投資なんかでも、営業マンが「年金がわりになります」「生命保険がわりになります」「節税対策になります」なんてあたかもとっても儲かるような話をふってきますがいずれも詐欺に近い商品も数多くあるのが現実です。



テレビなどでもやっていますが、優しそうな明るい口調で近づいてきて、結局は最後は恫喝して脅して商品を売りつけようとする営業マンなんていうのはいくらでもいます。


私たち自身も詐欺といえませんが、今の会社は年齢給ではなく年次給(入社年次で給料が決まる」というシステムだったということを一切説明を受けておらず、結局、最近気が付いたものの時すでに遅しだった・・・ということもあります。



結局は自分で調べて、きちんと理論武装して相手に対峙しないと優しい=ただのお人よしでいうならば「ただカモ」としてしか見ない人がたくさんいるということです。



だんだん年を取れば、用心深くなってきてそんな簡単にはだまし取られるということも減ると思いますが、また、60歳を超えてくると再び判断能力が鈍ってきて、だまされやすくなるわけですから人がいい高齢者に狙いをつけて、詐欺を行うのが詐欺グループの常とう手段なのです。



これまでお伝えしきた通り、「世の中は詐欺にあふれている」ということをしっかり覚えておいてください。



他人には優しくしないとダメだよ。という言葉は信じてはいけません。他人にやさしくする前に「自分自身にやさしくしないといけない」といことを今一度認識するべきだと思います(了)

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