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真実やら事実やら

 普遍の真理は絶対的な正義でホモ・サピエンスが覆すことのできない魔王です。故に魔王はホモ・サピエンスよりも高等であると思われそうですが、残念ながら、嬉しいことかもしれませんが、そうではないように思えます。高等というよりもフラット、ありとあらゆる影響を受けないのが普遍の真理。この普遍の真理に上下をつけることはお門違いです。
 高等、下級、では中間や超絶はどこにあるのでしょうか。それは全てホモ・サピエンスというタンパク質内です。アミノ酸思考で物事を考えてはいけない理由があります。炭水化物思考、亜鉛思考、はたまたヒ素思考やらがありますので、我々ホモ・サピエンスの区分け、タンパク質思考、狭義にアミノ酸思考だけではこの普遍の真理に辿り着くことができません。脳が亜鉛で出来ていたら、亜鉛に都合のいい普遍の真理が出来上がります。このようにアミノ酸思考的に物事を解釈することにより、ホモ・サピエンスがみるみる解読している錯覚に陥るのです。
 事実はこのタンパク質の塊が作り上げた、タンパク質思考です。タンパク質だからこそ腑に落ちる、タンパク質だからこそタンパク質内で解決できそうな問題を作り上げるのです。一旦、タンパク質問題が外に出て、炭水化物の世界に入った途端に別の普遍となります。つまり、普遍とは世界をクロスオーバーしているのではなく、普遍淘汰をしているのです。
 この普遍の真理で興味深いことは、死生観です。三代欲求である生殖は子孫繁栄に異論がない今日この頃です。さて、ひとつ面白いお話を。
 ウイルスは宿主に寄生します。そして、宿主を攻撃してあわよくば殺そうとします。つまり、ウイルスにとって生まれた意義は自爆です。死を楽しんでいるのです。死を避けるために生に固執する、そして楽しむ。基準を死にすると別の視点が見えてきます。三代欲求はさっさと死ぬための暇つぶしです。寝ると時間があっという間です。食事も時間が経つのが早いです。生殖も時間潰しに最適です。人生長いのでいかに時間を潰して死に向かうか。ホモ・サピエンスは時間を潰す天才タンパク質です。早く死ぬからこそ、子孫を作り、自分は表舞台からいなくなる。なぜならば生まれた意義は死に向かう死に様だからです。生き様やら死に様やら、それぞれの価値観ですが、ウイルスを見ると大変面白いお話しを手に入れることができました。

 タンパク質は、タンパク質という狭い世界にいるからこそ、他のタンパク質が気になります。マウントを取ると言われておりますが、他のタンパク質よりもホモ・サピエンスの世界で上に立とうとします。それは決してホモ・サピエンスの能力外では起こり得ません。ワニと咬合力を争いません。高周波の聞き取りをコウモリとしません。これは大変面白いことで、別のタンパク質の動物には見向きもせず、同タンパク質と争うのです。ホモ・サピエンスであるからこそ、ホモ・サピエンスの認知内で上下を決めたがります。その理由はとても簡単なことです。自分の理解できないことは何がすごいのかわからないから、触れないでおこうとしているだけなのです。
 つまり、マウントも手っ取り早く、楽に、というインスタントタンパク質思考が大事なのです。

 タンパク質の世界で重要なのは素早さなのです。速さの憧れ。これがタンパク質、アミノ酸思考の根本を成しているのです。
 
 
 

バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。