ナイジェリアチンパン、蒲団から出られない
風神の影響からか、風がビュービュー吹いています。それと共に気温の低下が著しいです。地球に一番近い恒星には頑張ってもらいたいのですが、いかんせん、天空に見える白い綿がその存在を覆い隠します。下界に住んでいる生命体にはどうしようもありません。
天使のナイジェリアチンパンと悪魔のナイジェリアチンパンがナイジェリアチンパンに問い掛けます。
1、大学に行く時間だが、そのまま田山花袋の蒲団で寝てろ。
確かにその通りだと思います。アフリカ出身の私にはこの寒さは耐えられそうにありません。お休みなさい。
2、こらこら、人間社会では己の煩悩に打ち勝つことが大事ですよ。本日は大学に行かなくてはならないから起きなさい。
確かにその通りだと思います。チンパンジーを入学させてくれた大学の期待を裏切ってはいけませんね。
3、おいおい、類人猿なんだから、ヒトとは違うんだよ。そこは自分に甘く、ヒトに厳しくで良いんじゃねーか。こんな朝っぱらから活動する必要なんかない。
このまま蒲団に入ってぬくぬくしてしまいましょう。
4、何言ってるの。チンパンテック(暖かい肌着)やハイパーバトルスーツ(ダウンジャケット)を着れば活動出来ます。ニシキヘビも首に巻いて、エチゼンクラゲも手にはめさえすれば問題ありません。
寒さ対策は確かにたくさん持っています。しかし、この蒲団から出られないのです。
5、では、部屋が暖かければ起きますね。
左様です。何かいい案があるのですか?
6、家族愛の映画を見ます。
心がホッとする作戦ですね。しかし、映画を見ている間に1時限目が始まってしまいます。
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バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。