今日の会話

とある仕事をした。
実態は仕事というほどのものでもない、お手伝い程度のものなのだが、私にとっては、ちょっと遠い存在の人たちにお近づきになれるという、インパクトの大きな出来事だ。

元々メンタルが弱く、自律神経もぐにゃぐにゃしてる私なので、大したことない短時間のお手伝いですら、終えて家に帰ってからも落ち着きはなく、半ば興奮状態を引きずりまくっていた。

理由は簡単なのだ。自分が思った以上にきちんと立ち振る舞いできず、話したかった以上に話せず、心残りというか「あーでもないこーでもない」類の、ささくれのような後悔を抱えてしまったために、いつまでもそのことをぐじぐじとほじくり返しまくっていた。

就寝時間になってもうだうだ「あー」「うー」「ぎゃー」と唸り声を上げる(比喩ではなくほんとに)私に、同居人が言う。

「向こうはあんたのことなんて、もう忘れてるよ」

ああ、そうか。そうだそうだ。と思えた。
私はすぐ一人で穴掘りを始めてしまうが、大した話ではなかったのだ。それこそ私が夜中までウンウン言う必要はないほどに。
それで少し楽になって、ゴロゴロしてる間に寝た。

一人でいるとつい穴にはまる。それこそあっさりと簡単に。
でもそこから抜けることだってできる。それこそあっさりと簡単に。

#女二人暮らし

アルフォート!アルフォート!アルフォート!時々ダース!