MIフォールアウトを見た

若干のネタバレを含みます



トム・クルーズはなぜ生きてるんだ…。
そう思わずにはいられないシーンの連続。
安全なはずの観客席まで脅してくるアクションの数々。
気付いた時には掌にじっとりと汗をかいていた。

終盤には畳み掛けが過ぎて、思わず笑ってしまった。
劇場内には同じく笑っている人がいて、そうですよね笑ってしまいますよねと勝手に同意をする。

ベンジーは相変わらずキュートで、ルーサーはとても愛情深い。
特にルーサーはずっと一緒にやってきたからこそ見てきたものも多い。その年輪が感じられた。
ベンジーもベンジーでお茶目さも残しつつ、彼は彼で成長している。

それからイルサ。
終盤のイルサの怒りが爆発するシーンは、とても印象的だった。
彼女は彼女で、組織の中の自分を保ちつつ目的に向かっていて、それ以外は構わない風に見せていたけれど、目の前で殺されそうになっている人を助けるという、もしかしたら原点だったかもしれない感情を爆発させる姿をみて、とてもぐっときた。

ラスト。イーサンは誰かの安らかな生活を守っていたと知る。
たったそれだけかもしれないが、とてつもなく大きなそれだけのこと。
最大の賛辞が降り注ぐイーサンの表情は、物語の幕に相応しい。

それにしてもジュリアの現夫。とんでもなくしっくりくる人を連れてきたなと笑。
現夫はイーサンが只者ではないことも気付いたし、妻が何らかの関係を持っていることにも気付いているけど、少しの嫌味を言うだけでその場を立ち去る人なのだ。

最後に。
今回は英国MI6が関連してくるわけですが、所々これは007へのオマージュというか当てつけというかチラ見なのかな?というところが見受けられた気が。
ロンドンパートの地下通路のような場所も、スカイフォールでMI6の本部が地下に移動したことに関連してるのかな、とか。
(ベンジー、もしくはルーサーがネット上ではQと知り合いだったら楽しいねと思わなくもない)

トム・クルーズがギリギリ死ななかったので、次もあるかもしれないが、本当に死んだら終わってしまうから死なない程度に頑張ってほしいが、死なない程度なんて匙加減を知ってる人間には作れない映像がそこにある。
気はする。


アルフォート!アルフォート!アルフォート!時々ダース!