2020年の抱負

この記事は2020年1月2日にしたためたものです。
今の筆者が考えていることとは若干異なっている部分もありますが、そのまま掲載します。

あけましておめでとうございます。

新年なので、今年のVtuberのファンとしての抱負を設定しておきたいと思います。個人的にはとても大事な一年になる予定なのですが、そういうのは置いておいて、ファンとしての抱負、目標だけ。

本当は、心のうちに留めておこう、今後の投稿動画や振る舞いで示していこう、と思っていたんですが、抱負ってこれからこうやります、だから皆さん、お天道様、私を監視していてくださいという宣誓ですよね。
だったらやっておいた方がいいんじゃないかなって少しだけ思いました。
少ししか思わなかったので、多分このnoteは公開しません。
自分で後で見返す用のメモ書きにします。


2020年の今年の抱負は、第一に推しにして貰って嬉しかったことを自分も推しに返すこと。
第二に自分のファン活動の枠を創作全般に限定しないことです。

1.2019年までの私の推し事

以前の記事で書いた通り、私は今までの自分の推し方を後悔しました。
そして、互いに幸せになれない推し方をしていたと反省しました。

これは100%言い訳なんですが、私はいままで生きている存在を本気で推したことって無かったんです。
特にタレントとかアイドルとかの、芸能の人。
完全に2次元のキャラクターなら、十数年の間ガチ恋し続けてる相手がいるんですけど、彼女はそもそも死んでる(キャラ設定の話)し、私が何をしようが反応が返ってくることはないし、私が彼女に何か影響を与えることは絶対になかったんです。

なので、推し方がよくわかってなかった。

Vtuberは簡単に私(ファン)の影響を受けます。Vtuberには色々な在り方がありますが、私の推しはエゴサーチが得意で、ファンの"好き"をすぐに拾って、自分のキャラクターに反映します。
私がVtuberが好きで仕方がないのは、彼ら彼女らが「色んな人の”こうあって欲しい”という願いが詰まった生きた作品」だからなのだと思います。

だから、私の推し事は全身全霊の好きを発信することでした。こうあって欲しいという願いを形にすることでした。
その発信方法が、私の場合、音MADになっていました。

シロちゃんも語る通り、動画投稿は投稿時点では一方的な対話です。

推しに向けて「あなたの動画や、配信が好きです。特にここが好きです。最高です。ありがとうございます」と。
推しを同じくするファンに向けて「私はあの人のここが好きなんだけど、お前らはどう?」と。
まだ見ぬ未来のファンに向けて「あの人のここが魅力的だから、興味を持って欲しい。一緒にあの人を作らない?」と。

私は動画を通じて様々な方に語りかけてきました。
ときどき反応を貰うことができて、一方的だった対話は双方向的なものになりました。これは最初は予想すらしていなかったので、とても嬉しかったのをよく覚えています。

……ですが、いつからか私は、推しの引退を恐れるあまり、推しを応援するために音MADを作ろうと思うことがしばしありました。これが一つ目の間違い
また、私にとって推しを応援する手段は基本的に動画を投稿することになっていました。これが二つ目の間違い

2.推しにして貰って嬉しかったことを推しに返す

ところで、音MAD制作って作業量としてはそれなりに重いです。
物によりますが、重いものだと平気で100時間を超えると思います。私もそういう動画を数本作ってますし、制作に1か月以上掛けたこともあります。
要は愛情表現としては重いということです。

それを推しの応援の為に作った、と渡されて、果たして推しは嬉しいのか?

自分の好きを知って欲しくて、とか、音MADを作るのが楽しくて、とか、そういった理由があるならいいんです。私が自分が楽しむために作ってるんですから。
ですが、応援目的で、なかば義務的に、自分の私生活や健康を犠牲にしてまで、音MADを作るのは違うな、という風に思うようになりました。

多分、これは逆に推しを傷つけてしまう。
自分も推しも、互いに傷ついてしまう推し方です。

そこで思い出したのが、私の推し達の献身です。
私の推しはファンをとても大事に、愛してくれています。自慢です。
それが行き過ぎた結果、自身の気持ちや健康をないがしろにしてまでファンサービスをしてくれることがままありました。

それはとても嬉しいけど、全く嬉しくないじゃないですか。

私がやってたのはこれです。Vtuberとファンという形が逆転していますが、そんなものは些細な問題です。人と人であることに変わりはありません。
推していて楽しい、ファンサして楽しい、そういう関係をちゃんと築いていきたい。シロちゃんの言葉を借りるなら、笑顔の連鎖を紡いでいきたい。

昔は「好きなように推せばいい」と思っていたのですが、少なくとも私がそうすると、自分を蔑ろにしがちみたいです。だって自分より推しの方が好きだし、大切でしょう。これは個人的には当たり前で、自然な感覚です。

自然な感覚に任せていると、不幸な関係性を作ってしまう。
だから意識して、健全な関係を作っていけるように努めたい。

じゃあ具体的にどう努めていくのか、というと。
ファンとしては、推しに健康に過ごして幸せになって欲しいじゃないですか。じゃあ自分も健康で幸せになるべきでしょう。
あとは推しが楽しかった話や、美味しかった食べ物の話、感情が揺れ動いた話、そういうのを聞くのは嬉しいですよね。だったら自分もそういう話をしていきたい。
あとは……推しが自分自身を好きになって欲しいとずっと願っているので、私も自分自身を好きになる努力はしていかないとな、と思います。

ファンがVtuberに語るそれはきっと、Vtuberがファンに語るよりも、ずっと伝わりにくいものになるでしょう。
それを意識して語っていくのは、ちょっとした苦行になるかもしれません。そもそも私は自分の話をするのがそんなに好きでもないし。
だから、楽しめる範囲で、話したくなるくらい嬉しいことがあったら、時々話す。そんな感じでいいのかなと思っています。

要は楽しい話題の隙自語を頑張ってみようかなってことです!

3.ファン活動の枠を創作全般に限定しない

私は別にクリエイターでも何でもない普通のヒトデマン(ウリ科)ですが、創作が好きで、色々と創作をやってきた人間です。
音楽は物心つく前から、作曲は20年以上やっていたから、音絡みの創作が多いのですが、音だけでも作編曲、音MAD、ボイスドラマ(声劇)、映画の音声編集、効果音制作とかやってきました。
音以外でも小説、アクション・STG・戦略SLG・ノベルゲーム制作、アナログゲーム制作、TRPGのシナリオ制作、絵画、空間演出など、いろいろ手を出したこともあります。
これだけ書くと凄い人っぽく見えるかもしれませんが、技術は全然ありません。作られたものが大好きで、作るのが大好きで、拙い作品を世に出すのに心理的抵抗がとても少ないタイプの人間だというだけの話です。
技術はなくても世に出せるメンタルを持っているのは、自分のいいところだと思っています。

そんな私だから、自分の感情、というか好きを伝える手段を考えたとき、自然と「何か作る」しかないと思っていました。言葉とか、他の手段を考えていなかった。
他の手段で感情を伝えるのはなんとなく恥ずかしいし、伝えた経験も少ないから誤解されたら嫌だな、みたいな。
その点、作品制作は楽です。私がすべきことは感情や思想を詰め込むことであって、それが伝わるかどうかは読み手に一任されています。伝わればいいなとは思っていますが、伝える気はありません。私はデザイナーではないから、ちゃんと伝わる方法を選ぶ必要もない。

でもそれも良くないな、食わず嫌いだな、と思うようになりました。

推しを応援する方法として、動画制作はあまりにも作業量として重すぎるし、時間が掛かります。
そもそも、動画制作は私がやりたいからやる、というスタイルにしていきたいので、手段ではなく目的としておきたい。
そして何より、私が今後伝えていきたいのは、好きだけではないのです。
楽しかったとか、嬉しかったとか、怒ったとか、そういった感情をもっと伝えていきたい。「健全な関係」を作るために。

その手段として、言葉を使っていきたいなと思っています。
恐らく主戦場はTwitterになるのかな。noteも使っていくかもしれません。
Youtubeもそろそろ匿名をやめて「にがうり」としてコメントを残していくべきなのかもしれない。……匿名じゃないとコメントしづらいのはニコ厨の悪い癖ですね!

言葉を使うのは初心者なので、これからも沢山失敗すると思うのですが、とてもありがたいことに私のファン活動には次のチャンスがありました。
その有難さを噛み締めながら、楽しく健康に生きていこうと思います。

4.まとめ

まとめると、

・これまでの推し方は激重で下手くそでした。反省しました。
・これから、動画は自分が作ってて楽しいものだけ作ります。
・動画以外にも、言葉を使って隙自語を頑張ります。

そんな感じ。

このことを考えるようになった切っ掛けは、間違いなく夜桜たまちゃんを失ったこと、楠栞桜さんと出会えたことでした。
このように考えられるようになった切っ掛けは、間違いなくシロちゃんの言葉と、電脳濃厚しあわせバター味のお陰でした。

素敵な私の推し達に感謝を。この御恩は一生かけて返します。
……って思ってしまっていたのが2019年までの私。
2020年の私は、この恩を返そうと頑張らないように努めます。推してて楽しいから推しますし、楽しくなくなったら推すのをやめると思います。
だから、長く楽しめるように努めます。