2021.3.21アミリス関連(アナリスト評価)

ウォールストリートのトップアナリストたちは、これらの銘柄に対して満場一致で強気の見方をしています。

現在の金融環境の中で、投資家はどのような戦略でチャンスをつかむことができるのでしょうか。

インフレ懸念があっても、アウトパフォームできる銘柄はあります。それを見つける方法の一つは、何度も成功を収めているアナリストの推奨に従うことです。アナリスト予測サービス「TipRanks」では、ウォール街で最もパフォーマンスの高いアナリスト、つまり、評価ごとの成功率と平均リターンが最も高いアナリストを特定しようとしています。これには、各アナリストが発表したレーティングの数が考慮されています。

しかも、以下に取り上げた銘柄は、ホールドやセルの評価を受けていません。トップアナリストからの買いだけです。つまり、これらの銘柄は今、アナリストが満場一致で強気の見通しを立てているのです。

Amyris
H.C. WainwrightのアナリストであるAmit Dayalは、「Multiple Catalysts in Place to Support Elevated Growth Rates」と題したレポートの中で、AMRSに対する強気のケースを披瀝しています。このアナリストは、目標株価を11ドルから35ドルへと大幅に引き上げ、「買い」の評価を繰り返しています。

この意見はDayal氏だけではなく、過去2ヶ月の間に他の3人のトップアナリストからも承認されています。さらに、アナリストの平均目標株価は25.50ドルとなっています。

Dayal氏の楽観的な見方の背景には、Amyris社のビジネスファンダメンタルズの大きな変化があります。これには、「成分ポートフォリオの一部を収益化することに対する実行力」が含まれており、収益化の規模は当初予想の4億5000万ドルから5億ドルに拡大しています。また、今後数年間の年間収益成長率を30%から50%と予想しています。

さらに、負債は21年第3四半期末までに1億ドルを下回る見込みです。これは、2020年初頭の2億9700万ドルから減少することになります。また、Dayalは、60%台半ばの売上総利益率を背景に、今後、調整後のEBITDAを一貫してプラスにする方向にシフトする可能性があることも強調しています。

"当社は、次のような理由により、今後数年間、当社の成長軌道は高い水準を維持すると考えています。(1)現在開発中の18種類の成分により、2025年末までに30種類以上の成分を商品化することが可能であること、(2)2021年に4種類の新ブランドを発売すること、(3)ニッチな分野(ニキビ治療薬など)でシェアを拡大するために独自の処方や成分を活用することに注力すること、(4)消費者向け製品の小売面積を拡大すること、(5)中国やブラジルなどの国際市場での買収や販売契約による貢献、などです。

以上のことから、2021年から2030年までの9年間の年平均成長率は、従来の20.4%に対し、28.8%になると分析しています。

トップ10の評価を得ているDayalは、評価ごとの平均リターンが77%という素晴らしい成績を残しています。


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