イグBFCありがとうの文章

 ブンゲイファイトクラブのスピンオフ、イグな小説一等賞を決めるイグBFCで決勝まで行くことが出来たのです。何度言うんだという話ですが(おのれのTwitterを見返したら薄気味悪いほど感謝を振りまいていた)、皆さんありがとうございます。
 破壊力のあるアホ、技のあるアホ、しみじみとしたアホ、きちんとしてかつアホ、怖いアホ、などなど幾多のイグな想像力に大いなる刺激を受けました。優勝した佐川恭一さんの『エースをねらえ!』は破壊力と技術が並び立った快作で、小説らしさと下らなさが両立した作品に勝ってほしいと私は思っていたので、実のところ負けてほっとしていたり。闘志がなくていけませんね。もうちょっとイキり倒せれば盛り上がったのでしょうが無理でした。相手が佐川恭一さんですよ。アホ小説界の大スターですよ。しかも優しい。緊張でイキれません。記念受験状態です。勝つ気がないなら帰れ!はい!
 錯乱しました。いや勝つ気はあったのですが、ウケ狙いで飛び道具で乗り込んだので、やはり小説として正当な枠組みを有する佐川さんやまっきーさんの作品に負けて良かったという気持ちです。と同時に、決勝まで上がったことは私の誉れです。飛び道具代表としてやることはやったように思います。
 
 謝辞です。
 ブンゲイ実況で取り扱っていただいてから流れが向いたように思います。ハギワラさん、星野さん、いんすらさん、たびたびでしつこいですが、ありがとうございました。エゴサーチをエゴエゴしたのですが、一番最初に言及してくださっていた伊藤なむあひさんやご感想をくださったミガキさん、とても嬉しかったです。
 対戦相手の桶、うだつ、童貞、人皮本、広末の皆さん(どういう略し方だ)ありがとうございました。面白いのばっかりで燃えました。
 主催のまっきーさん小説の話を一切せず競馬の話でダル絡みしてすいませんでした。閉会の辞は名文でした。日ごろ私たちは創作のフィールドですら自由になりきれないことがあります。ホントはみんな無茶苦茶を書けるけれど無茶苦茶を出せる場がなかったり、闘えるリングが無かったり。今回、本当に無秩序な創作物が居ていい場所、怪文書で殴り合いできるフィールドを用意いただけたことは、本当に有難かったです。
 他、感想をくださった方々、読んでくださった方々、運営の方々、戦った方々、いろいろ皆さん、ありがとうございました!
 
 そんでもって怪文書の一発屋にならないように頑張りたいですが、小説生活うん十年、こんなウケたことなかったので、反動で、もう無理だ~感が漂っています。ホゲーという感じです。頑張ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?