CHAP2: 2~6手目3二飛戦法
角道を止めずに△3二飛と振る形にはさまざまなバリエーションがあります。
具体的には2手目、4手目、6手目のどこで三間飛車を明示するかによって後手の作戦が決まりますが、全体を通して▲6五角問題をどう切り抜けるかが大きなテーマになります。それでは順番に調べていきましょう。
2-1 2手目3二飛
初手からの指し手①
▲7六歩△3二飛(第1図)
2手目3二飛戦法は関西奨励会に在籍中だった今泉健司三段(当時)が開発した戦法で、2008年には升田幸三賞を受賞しています。
本戦法の発動条件は初手▲7六歩と指された場合で、初手▲2六歩のときは飛車先を伸ばされると角頭が受からないので残念ですがあきらめましょう。
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