これからのブログ論(2)―活字から映像への人口流出は止まらない
突然だが、↓をご覧いただきたい。
「将棋ウォーズ エフェクト」は僕のブログで大きなアクセス源となっている検索キーワードのひとつである。ところがよく見ると検索結果よりも上にYouTube関連動画が埋め込まれている。
Google先生「今後は動画コンテンツに力を入れてくから!じゃ、そこんとこよろしく!」というわけだ。
「いや、自分は動画よりも活字で読むほうが好きだよ」という人も今はまだ多いだろう。しかし、戦後のマスメディアが新聞→テレビに主戦場が移ったようにネット界においても文字→映像に移行する流れは避けられないと思う。
学生時代、シャープペンシルが主流のなか鉛筆を頑なに使い続け「ラスト鉛ぺラー」とよばれた僕のように、世の流れに逆らい活字媒体にこだわる人は一定数いるし、とくに保守的傾向の強い将棋ジャンルではその流れは多少ゆるやかかもしれない。
しかし、歴史作家・司馬遼太郎が「時勢という魔物には勝てぬ」と述べたように、ブログコンテンツは、ゆっくりだが確実に死へ向かっているという自覚は持っておいたほうが良いだろう。
これからネットで情報発信をはじめる人は、ブログ一本でなく動画やSNSなど「浅く広く」リスク分散をしていくのをおすすめするが、僕のようにすでに引き返せないほどブログ沼にどっぷり浸かってしまっている人間はどうすればよいか?次回はその打開策を考えていきたい。
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