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将棋・マル秘研究ノート

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私が10数年間書きためた将棋研究ノートの中からとっておきのマル秘作戦を公開します。
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2019年3月の記事一覧

CHAP3: 向かい飛車転換型



テーマ図以下の指し手
▲7八飛△6二銀▲5八金左△8八角成(第1図)

▲5八金左を見て角を換える形が本章のテーマです。

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CHAP2: 乱戦 4五角打たせ



テーマ図以下の指し手
▲7八飛△8八角成▲同銀△4五角(第1図)

△4五角は4二玉と連動した狙いの角打ち。

この手の成立条件はけっこうシビアで、例えば6二銀型なら▲5五角で香取りが受かりませんし、8四歩型も▲7六角が用意のカウンター(A図)で、

A図以下①△2七角成▲4三角成の斬り合いは桂取りの先手が有利、また②△4二玉▲3八銀も後手の角だけが虚空に取り残され先手不満のない展開です。

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CHAP1: 速攻 右四間飛車



テーマ図以下の指し手
▲6六歩△6四歩(第1図)

△6四歩が右四間を目指す第一歩。△6二銀▲7八飛△6四歩と歩突きのタイミングが遅れると▲4八玉△6三銀▲7六飛△5四銀(△6五歩は▲7八金△6六歩▲同角で大したことない)▲7七桂(A図)と6五の争点を消されて後手面白くないでしょう。

△6四歩~6二飛(△6二銀にかえて)なら▲7六飛の瞬間に△6五歩と突かれ▲7七桂の受けが間に合いません。

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