仕事を辞める前に確認しておくべきこと

深刻な人手不足により、飲食業を中心に倒産する会社まででてくる今の時代。

逆に言えば、こちらさえ望めば転職先はいくらでもある時代とも捉えることができます。

しかし、だからと言って安易に転職すれば人生の貴重な時間を無意味なことに費やすことになる懸念もあるわけです。

この記事では、仕事を辞める前に確認してほしい3つのことについてお話しします。

転職して現状より人生が良くなるのかを再考しよう

今の仕事に不満がある、だから自分の希望を叶えてくれる会社に転職するのだと考える人は多いでしょう。

そのような人は、今度の転職先は自分にきっと優しくしてくれるだろう、好待遇で親切に迎え入れてくれるだろうと漠然と期待するのです。

しかし、企業は商売をしている団体。

社員にボランティアをしている団体ではないのです。

ですから、まず、転職すれば転職先の会社が自分の望む通りの待遇をしてくれる、親切にしてくれると期待するのは間違いです。

企業とは熾烈な競争を常にしており、いつ何が起こるか分からない不安の中で運営されているのです。

必要であれば、企業は自分の身が危なくなれば、あなたをあっさり解雇することでしょう。

ですから、転職すれば転職先が自分の人生をより良くしてくれると期待するのはやめましょう。

本当に自分がやりたい仕事は何なのかを再考しよう

2つ目に考えて欲しいのが、転職したいと思う会社で本当に自分のやりたいことができるのかどうか?ということです。

ほとんどの人はそのようなことはまず後回しにして、初任給はどのくらいか、ボーナスはあるのか、福利厚生は充実しているかに着目します。

しかし、先にも述べたように、企業というのは、いつも崖っぷち。

あなたには大企業で安定しているように見えても、実はぎりぎりのところでいつも運営されているのです。

ですから、業績が不安定になれば減給もありえますし、ボーナスカット、福利厚生カットも十分あり得るのです。

また、逆に業績が今後良くなれば昇給もあり得ますし、ボーナスアップ、福利厚生の充実もあり得るわけです。

このように考えると、目先の条件うんぬんによって転職先を選ぶべきではないと思います。

それよりも、自分がやりたい仕事がその会社にあるのかを基本にして転職先を選ぶべきです。

家族の気持ちも考慮に入れよう

転職するにあたって、ネックともなり得るのが家族の問題。

独り身で自分のやりたいように自由に物事を決定できるのであれば問題ないですが、家族を養っている立場の人の場合、そうもいきません。

家族を扶養するという義務・責任もあり、転職することで現状よりも生活が悪くなってしまうことがあるとすれば、家族に負担を強いることになりかねません。

とはいえ、多くの人は自分の感情を最優先してしまう傾向があり、あとからつじつまを合わせるように、転職しなければいけない理由を作り上げてしまいます。

場合によっては、客観的に判断できる人に転職の相談をするのもよいかもしれません。

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