「仕事を辞めたい」誰に相談すればよい?

仕事を辞めたいと思う場合、色々な人にあれこれ相談して回る人がいます。

何事に関しても言えることですが、相談する相手が適正でなければ問題の解決の糸口が見つかるばかりか、その先の判断を誤ってしまう場合もあります。

仕事を辞めてこの先どうするかということはとても大事な問題です。

ですから、仕事を辞めたい場合、誰に相談するかは大切なのです。

「仕事を辞めたい」相談相手を間違ってしまう人たち

「仕事を辞めたい」場合、あなたは誰に相談するでしょうか?

自分の親でしょうか?友人でしょうか?先輩でしょうか?

これは仕事を辞める辞めないの相談に限ったことではないと思うのですが、人は誰しも自分を肯定したり甘やかしてくれる人物に相談を持ち掛けてしまう傾向があります。

例えば、「上司と合わないから仕事を辞めたいと思っているんだ」と相談したい場合に、「そうだよね、それは上司が悪いよね」と言葉をかけてくれそうな人にあえて相談するのです。

要するに、意見を求めているというよりは、自分の現状の気持ちを理解してほしい、自分を肯定してほしい、慰めてほしいわけです。

しかも、相談を持ち掛けられた側は、相談者の一方的な意見しか聞くことができないので、その会社の現状やその人と上司の本当の人間関係の真相までは把握できません。

ですから、正しい判断はそもそもできないのです。

ですから、もし現状の仕事を辞めて転職なり独立なりしようと考えているのであれば、他人に今の自分の現状について同情を求めるのではなく、きちんと意見を言える人に相談すべきです。

同じ道を辿った人に相談すべき理由

人間は自分が体験したことについては、具体的に詳細に他人に伝えることができます。

例えば、駅前に定食屋さんが新しくオープンしたとします。

その定食屋さんに実際に食べに行った人であれば「あそこはハンバーグがおいしい。外は割と固めに焼いてあるのだが、ナイフで切ったとたんに肉汁が溢れ出て、とってもジューシーなんだ」と他人に説明できるわけです。

体験を通して取得した情報は、具体的で他の人にも分かりやすく説明できます。

しかし、その定食屋さんに食べに行ったことがない人だったらどうでしょうか?

相手に対して正しい情報を伝えることができません。

「あそこの定食屋さんはいつも並んでいるから、多分おいしいのだと思うよ」と推測でしかものを言えないわけです。

何が言いたいのかというと、「仕事を辞めたいと思っている、この先どうすべきか?」を誰かに相談するのであれば、実際に同じような経験をした人、そしてそれを上手に解決できて今に至っている人に相談すべきだということです。

もちろん最終的にはあなた自身が現状の仕事を辞める辞めないの判断をすべきですが「同じ道を辿った人」の意見は最終判断を下す前に参考にするとよいですね。

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