※記事移転※元祖脱出ゲーム「CRIMSON ROOM」のストーリーを考察しようとしてダメだった話

ニコニコのブロマガが終了するのでとりあえずコピペ
移転元 https://ch.nicovideo.jp/escape_for/blomaga/ar1918586


CRIMSON ROOMといえば、いわゆる脱出ゲームの元祖、ブームの火付け役とされる伝説の脱出ゲームです。

こちらの続編「CRIMSON ROOM® DECADE」がsteamで2016年に公開されていたことをつい先日知りまして、慌てて購入し、プレイさせて頂きました。
1つの脱出ゲームとして純粋に面白かったです。謎も量も。一部の不親切さやアイテムの隠し方なども、初期の感があって良かったです。
有料なので、その価値があったかという議論はあるかもしれませんが、私はセールで買いましたのでその価格であればお得に感じました。定価でもやはり初期からの脱出ゲームファンであればお金を払ってでもやるべきと感じました。
実況動画としてプレイさせて頂きましたので興味ある方は出来ればプレイ後にご覧頂ければ幸いです。

さて、このCRIMSON ROOM® DECADEですが、なんとCRIMSON ROOMの続編の位置づけでして、しかもそれなりの量の背景や設定、ストーリーが語られているのです。
これがなかなか興味深くて、そうすると前作との繋がりは…と、伏線・考察好きの私の血が騒ぎましたが、先に申し上げますと挫折しました。どうにも辻褄があわない部分がある。

まずCRIMSON ROOM® DECADEの概要です。ここからネタバレ…ですが、オープニングムービーで分かってしまうので、そこまで神経質にならなくてもいいかな…?

(気持ち改行。気になる方は戻ってください)


主人公:ジャン=ジャック・ゴルドー
時期:元祖CRIMSON ROOMから10年後、2016年
部屋:90年前に沈没したラ・クリムゾンが2016年に引き上げられ、祖父であるフランソワ・ゴルドーが赤化工作の洗脳の為監禁されていた船室に遺族代表として入る。当時の祖父の境遇などに想いを馳せながら、色々不思議なことが起こる

ここまではいいのです。お話としては成り立っています。なかなか細かい時代設定や描写が出てくるので好きな人は好きだと思います。感覚としてはスカイリムのゲーム中の読み物みたいな感じ。

ここで分からないのが、冒頭のモノローグと、steamストアの宣伝文句です。
・10年経ったあの赤い部屋がどうなっているのか、それを調べろというのが指令だ。私はここに来たことがある
・あの「赤い部屋」から10年後、再び閉じ込められたプレイヤー


これを踏まえると、CRIMSON ROOMとの繋がりが分からなくなります

・ジャン=ジャック・ゴルドーが10年間をあけて閉じ込められたのが2回目とすると、10年前はラ・クリムゾンはまだ沈没していたはずなので、どこに閉じ込められたのか。「10年経ったあの赤い部屋がどうなっているか」というところから、同じ部屋で、自分自身が2回来ているとは思うが…
・元祖CRIMSON ROOMの方が、CDコンポなど備品が新しいし、窓の外にはHMVの看板がある
・遺族の代表として乗り込んだ割に、「調査員」「指令」というワード
・2004年発表のゲームのDECADE(10年)なので2014年では?まあそれはゲームのストーリーとは違うにしても、DECADEはストーリーでは2016年となっているが、登場するワインのラベルには2004年とある。12年の差。そもそも沈没してたはずなのに2004年のワインはどこから?開発開始か当初のリリース予定が2014年、というような話もありそう。

なので、続編というよりはリメイク、といった位置付けで解釈した方が面白いかなとは思いました。部屋の配置や一部アイテムが同じで謎解き方法が違うというのはやはり面白いです。
ストーリーは伏線・考察好きとしてはやや物足りませんが、本題はそこではないと思いますし。

ただ、自分はこんな解釈をしました!というものがある方は是非お教え頂きたいです。このブログのコメント欄か、その他の方法で。

あとどこに書くか迷いましたが、エンディングの最後の最後で、色が、変わるんですよ。これは更なるリメイクの構想があったのでしょうかね…。


因みに元祖CRIMSON ROOMは動画投稿者になった時点で既プレイでしたので、タイムアタックをしていました。
昔の自分がやることは訳が分かりません。

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