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不思議✨骨董招き猫せんきっつぁん物語15「あんがとなー、楽しかったぜ」

オレの名前は千両箱のせん吉
今はせんきっつぁんと呼ばれている

その日オレはぐっすりと眠っていた
とにかく眠くて目が開かなかったんだ
(えっ?一日中開いてるよby私)

そのうち何やらゴトゴトと音がして
凄く明るい所に出たと思ったら
「せん吉これが新幹線だよ、旅に出たんだよ」と言う声が聞こえてきた

「新幹線?なんだそりゃ
旅に出た?これが旅なのか?あんまり楽しくねぇじゃねーか」と思っていたが

どっこいしばらくしたらオレの気持ちは最高潮になった
それは、嗅いだ事のない酒の香り!
(それはシャンパンですby私)

なんとも言えないいい香りにニタニタしていると
おなご達が、オレを撫でながら「せんきっつぁんお酒飲む?」と言ってオレに酒をすすめて来た

オレは飲みたくてウズウズしていたが知らん顔していたんだ。そのうち、背中やらお腹やらをやたら撫でまくられて、オレはついゴロゴロと喉を鳴らしちまった

その時だ、「せん吉、今普通の猫になってるでしょ、じゃあお酒を舐めさせてあげる」と言って、いつものおなごがオレに酒を舐めさせたんだ

「ウォー!美味いぞ、最高だ!」と思ったらチョロっと舌まで出しちまった。こりゃまずい、化け猫になっちまう」
オレの偉い所は、ちゃんとストップがかかる所だ

長年、こうやって生きながらえていくためには、守らなきゃいけないものがあるんだ

しかし、本当にオレを連れて来てくれたんだな
あんがとーよ、うれしいぜ

そして、オレのうれしいはその日からしばらく続いたんだ
オレが何を感じたのかはまた話そうと思う

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